京都のまちで見かけたUD事例(もの)
ページ番号25045
2008年2月29日
もの(市内A社)

駅の自動券売機です。高齢者や障害がある方でも簡単に操作できるように構想の段階から様々な方のニーズを反映しました。例えば大型液晶パネルの採用で金額表示を従来の約1.5倍にし,押し間違いの防止を図ったり,車いすの方の使いやすさを考慮し,本体下部に蹴り込みを入れてあります。また,前面に線状のくぼみを設け,目の不自由な方でも手探りで金額入力用のキーに辿りつけるよう工夫してあります。

耳式の体温計です。耳の中でもっとも高い鼓膜の温度を測定する方式を採用しています。最短1秒から測定可能,使いやすい手のひらサイズ,携帯・保管に便利な収納ケース付で,小さなお子さまや測ってあげるのが初めての方も安心して利用できます。また,最短1秒ですので,長時間同じ体制でいられない方でも利用できるよう配慮されています。

正しい測定結果を得るには正しい測定姿勢が不可欠です。この血圧計は,常に最適な角度に上腕を固定し,ひじ置きで安定した測定姿勢をキープ。これにより誰でも腕を通すだけで簡単に精度の高い血圧測定ができるようになっています。また,液晶画面と操作ボタンを大きくし,使いやすさにもこだわっています。

電子体温計です。脇にしっかりフィットするように感温部を大きく平らにするなどの工夫を凝らし,従来の製品に比べて格段に早い,約30秒での測定を可能にしています。また,表示画面を大きくし,文字も大きく表示できるように改良。長い時間じっとしていられない小さなお子さまから,視力の衰えたご年配の方にまで配慮して,安心快適に使えるデザインを目指しました。
市内A社の取組です。
この会社では,企業理念である「企業の公器性」追求の一環として,製品のユニバーサルデザイン化を推進しています。健常者だけでなく,障害者でも,子どもでも,老人でも,簡単に,安全に,扱える製品デザイン。まさに「ユニバーサル」な,誰にとっても良いデザインという考えに,大いに賛同しているからです。一方,ユニバーサルデザインには「ビジネスチャンス拡大」という側面もあります。より多くの人にとって使いやすくするということは,対象ユーザーが拡大するということであり,事業機会の拡大に直結するからです。この会社ではこれからも社会のさまざまなニーズに応え,人に最適な製品を目指して,ユニバーサルデザインに取り組んでいくそうです。
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お問い合わせ先
京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室
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