年末防火運動➁～「妙顕寺」において文化財市民レスキュー訓練を実施しました～

　上京消防署では，年末防火運動期間中の防火行事の一つとして，12月22日（土曜日）に，妙顕寺において，文化財市民レスキュー体制に基づく合同訓練を実施しました。

　訓練には，妙顕寺職員，妙顕寺前町自主防災部及び妙顕寺中町自主防災部の住民の皆さん，室町分団が参加され， まず，文化財市民レスキュー資器材と消火器の取扱訓練を行いました。消火器の取扱いについては，室町分団員が説明，指導しました。

　続いて，「境内本堂から出火し，燃焼拡大中。」との想定で，妙顕寺職員が119番通報や火災の発生を地域住民に知らせるため，梵鐘をたたくなどの活動を行いました。梵鐘を聞いて集まった住民及び室町分団員が初期消火や重要物品の搬出を実施しました。

　その後，駆け付けた消防隊員が活動を引き継ぎ，放水訓練を実施しました。

　寒空に小雨が降る中での訓練でしたが，参加者が一丸となって熱心に活動される姿を目の当たりにし，「地域の文化財をみんなの力で守る」という強い思いが感じられました。