西陣織会館においてテロ災害を想定した合同訓練を実施しました

　京都市では，京都府警察との間で締結した「世界一安心安全・おもてなしのまち京都 市民ぐるみ推進運動」に関する協定に基づき，各行政区において，地域の特性や課題に応じた，安心安全の向上のためのソフト・ハード両面の取組を協働して推進しています。

　上京消防署では，11月5日（月曜日），上京テロ対策ネットワークが主催し，実施した「テロ対策合同訓練」に，関係する部隊を参加させ，活動しました。

　訓練は，区内にある西陣織会館の駐車場において，観光バスから降車した観光客の一行に暴走車両が突入し，多数の者が負傷する「無差別テロ」が発生したとの想定で，警察機関による犯人の制圧が行われた後，暴走車両の下敷きとなった要救助者の救出活動を救助隊が，跳ね飛ばされた負傷者の救護活動を医療機関と連携して消防隊及び救急隊が行いました。最後に，暴走車両内の爆発物処理活動を警察機動隊が実施しました。

　ラグビーW杯や東京オリンピック・パラリンピック等，国際的なイベントの開催を来年以降に控え，国際観光都市である京都市においてもテロの標的となる可能性があることから，万一の際に初動活動を迅速・的確に行えるよう，関係機関との連携を深めることができました。