迅速・果敢な人命救出活動者に感謝状を贈呈しました

　上京消防署では，6月28日，区内の民家で発生した火災において，一致協力して迅速・果敢な活動により，逃げ遅れていた家人を救出された田中雅浩さんと武藤　文孝さんのお2人に，署長から感謝状を贈呈しました。

　火災は，6月7日の午後0時40分頃発生したもので，火元民家の近隣に居住する女性が焦げ臭いにおいで火災に気付き，119番通報を実施するとともに「火災が発生している」旨を近隣の住宅に向かって叫び，知らせました。知らせを聞いた田中さんと武藤さんは火元民家に駆け付け，煙の充満する住宅内に進入し，玄関奥から住民の方を救出されました。

　感謝状贈呈後，田中さんは「今，思い出すと恐怖で胸が詰まるが，あの時は無我夢中だった。何とかして助けなければと思った。家人の命を救うことができて，本当に良かった。」，武藤さんは「煙がすごくて息ができず，苦しくて怖かった。日頃から消火器の取扱訓練をしていたのでうまく使えたが，火の勢いが強くて残念ながら効果はなかった。でも備えは大切ですね。」と話をされていました。

　贈呈の模様は，KBS京都放送局と京都新聞でも取り上げていただきました。