心肺蘇生法
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2024年5月23日
心肺蘇生法の手順
倒れている人を発見したら、まず安全確認!
倒れている人に近寄る前に、周囲の安全確認(交通状況、落下物、暴力行為、火災及び感電などの危険がないかの確認)を行います。自分自身の安全が確保できない場合は、むやみに近付きません。
反応の確認
傷病者の肩をやさしくたたきながら、大きな声で呼び掛け、何らかの応答や目的のあるしぐさがあるか確認します。
けいれんしている場合は、「反応なし」と判断します。
反応があれば訴えを聞き、必要な応急手当を行います。
助けを呼ぶ(119番通報とAEDがあれば持ってきてもらうよう依頼する)
反応がない、分からない又は判断に迷う場合は、大きな声で人を集め、119 番通報とAED の手配を依頼します。
周囲に人がいない場合は、心肺蘇生を始める前に、自ら119 番通報を行います。
119番通報をすると、消防指令センター員から電話で応急手当の指導を受けることができます。その際、電話のスピーカー機能を活用すると両手が使えます。(口頭指導といいます)
呼吸の確認(胸と腹部の動きを見る)
呼吸の確認は、10秒以内に行います。
傷病者の胸と腹部を見て、動きがない、普段どおりの呼吸ではない(死戦期呼吸:しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸)場合は心停止と判断します。
また、普段どおりの呼吸かどうか分からない場合、判断に迷う場合も胸骨圧迫を開始します。
胸骨圧迫
普段どおりの呼吸がない場合、分からない又は判断に迷う場合は心停止とみなし、心停止でなかった場合の
危害を恐れることなく胸骨圧迫から開始します。(胸骨圧迫の際に、必ずしも衣服を脱がす必要はありません。)
成人の場合(おおむね15歳以上)
一方の手のひらの基部を傷病者の胸の真ん中(胸骨の下半分)にあて、その上にもう一方の手を重ねて指を組みます。
両肘を真っすぐ伸ばし、真上から垂直に胸が約5cm 沈み込む強さで圧迫します。
小児の場合(1歳以上おおむね15歳未満)
一方の手のひらの基部を傷病者の胸の真ん中(胸骨の下半分)にあて、その上にもう一方の手を重ねて指を組みます。
両肘を真っすぐ伸ばし、真上から垂直に胸の厚さの約3 分の1 まで沈み込む強さで圧迫します。
傷病者の体格によっては、片手で圧迫しても構いません。
乳児の場合(1歳未満)
2 本指で、傷病者の両乳頭を結ぶ線の少し(指1本分)足側を、胸の厚さの約3 分の1 まで沈み込む強さで圧迫します。
圧迫のテンポは、1 分間に100 ~ 120 回で、可能な限り中断せず、絶え間なく圧迫します。
圧迫と圧迫の間は、胸が元の高さに戻るよう圧迫を解除します。このとき、自分の手が傷病者の胸から離れないようにします。また、つま先を立て、自分の体を膝とつま先でしっかりと支えます。
人工呼吸ができない場合は、胸骨圧迫を継続します。
子供の心停止では、低酸素が原因であることが成人に比べて多いため、人工呼吸の必要性が高くなります。
コロナ禍における応急手当
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AEDの使用方法
- AED(自動体外式除細動器)について
こちらで御確認ください
お問い合わせ先
京都市 消防局警防部救急課
電話:075-212-6705
ファックス:075-212-6748