語りつがれるわがまち「朱雀第二学区」

面積：0．292k㎡　（国勢統計区による）
人口：5，113人(平成19年7月1日現在）　　

　朱二学区は，中京区の西北，また，大極殿跡と豊楽殿跡にまたがる平安京の中心に位置しており，西部には水生植物や魚などがすむ紙屋川が南北に流れています。丸太町通七本松から相合図子通の北側には，京都アスニー，中央図書館，休日急病診療所，聚楽保育所，じゅらく児童館の他，「住民手づくり」による小雀（こじゃく）ちびっこひろばがあります。

　次に現在の朱二学区の取組を紹介します。朱二学区では，特に安心安全の取組に力を入れておられます。

　「朱二安心・安全みまもりたい」では，地域のこどもは地域で守り，こどもたちが安心してくらせる環境をつくるため日々活動しておられます。

　こと「こども110番のいえ」については，昨年の21軒から今年は地域の協力により，71軒登録していただけることになったそうです。

　「こども110番のいえ」とは，地域の協力していただける家庭が「子ども110番のいえ」のプレートを掲げ，こどもたちがトラブルに巻き込まれそうになった場合に駆け込み，助けを求めることで，こどもたちを犯罪から守り，被害を最小限に止めようとするものです。

　先日，新しく完成した地図をもとに，先生が付き添うなか，通学路のこどもたちが自主的に「こども110番のいえ」を訪ね，対話するというイベントが行われました。

　その結果，こどもたちから地域の方へのあいさつが活発となり，手を振ってくれたり「こんにちは」から「いつもお世話になっています」というあいさつに進展するなど，微笑ましい光景が見受けられるようになったそうです。

　朱二学区は，人との関わりを大切にする温かな地域環境がこどもたちの健やかな成長を育んでいると実感できる学区です。

中京しんぶん平成19年8月15日号に掲載