語りつがれるわがまち「教業学区」
ページ番号38851
2012年9月25日
面積:0.431k㎡(国勢統計区による)
人口:2,049人(平成19年10月1日現在)
教業学区
教業学区は,中京区のほぼ中央に位置し,東は堀川通,西は神泉苑通,北は押小路通,南は三条通に囲まれています。
教業の地域は,平安京遷都の際に開発され,天正14年,豊臣秀吉が聚楽第を築き,市町を築いて「岩上」「猪熊」「黒門」「神泉苑」「姉小路」「御池」等の街路を拓き,その当時より現在の地形をなしています。
次に現在の教業学区の活動を紹介します。
子どもや高齢者向けの取組では,現在考案中の「子ども110番の家」「事件・事故を見たら聞いたら110番」という文字を黄色のコーンで目立つように表示,また,独居高齢者宅に「緊急時の連絡先」を記すための共通の書式を配布する計画等,常に斬新なアイデアをもって尽力されています。
その他,安心・安全の取組では,自治連合会のもと「自主防災」「消防」「保健」「日赤」等との組織的な安心・安全ネットワークの確立を重要視されています。
年間行事も多彩で,4月の「観桜会」を皮切りに,夏は子どもイベント,模擬店,盆踊りで賑わう「教業まつり」,9月は「敬老会」で,今年は小休止されましたが,例年見ごたえたっぷり,おひねりも飛び交う「演劇」(一昨年は「金色夜叉」,昨年は「瞼の母」)が学区民有志による出演で行われます。また,10月は「区民体育祭」,翌年1月は乾学区と共催の「成人式」等,今は閉校となった由緒ある教業小学校は,地域交流の場として第2の人生を歩んでいます。
教業には“町ぐみ”の歴史や移り変わり,当時の暮らしや遊び,先人の功績を書き記した「教業の語り部」という冊子があります。「昔の教業を少しでも思い起こし,明日の教業のことを考える一助となれば」との思いから故竹島初太郎氏が著されたものです。
「我々は地域住民の代表であり,地域の困りごと相談を承る組織でありたい」との自治連合会会長の力強い言葉に先人の熱き思いが脈々と受け継がれている,誇り高き学区であることが伺えます。
「瞼の母」より
中京しんぶん平成19年11月15日号に掲載
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