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京都市南区

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基本計画 --- 4つの重点プロジェクト1

ページ番号10340

2008年2月26日

 まちづくりの3つの基本理念に基づき、将来像の実現に向けて、重点的に進める取組を、4つの重点プロジェクトとしてまとめました。

1 区民主体のまちづくり交流ネットワーク

 

基本的な視点と方向

 

 今の南区は、かつて京都の近郷の農村集落がいくつも点在する地域が大部分でした。昭和のはじめごろから、市街地が急速に広がり人口も急増しました。このような中で、元々あった集落共同体が核となって、新しく移り住んでくる人達を受け入れながら、地域のまとまりが形成され、現在のような、地域(学区)ごとのコミュニティへと発展してきました。地域(学区)が単位となって、保健、福祉、教育、文化、スポーツなど多岐にわたる地域活動が活発に繰り広げられてきました。

 一方で、在来の共同体の良さを維持しながら、お互いの価値観を尊重しあい、区民一人ひとりの個性的な生活の質を高めたいという考え方が広がっており、地域の共同の新しいあり方が求められています。

 区民は、自治会や地域(学区)の活動とともに、より多様な地域活動やボランティア活動に積極的に参加していきます。また、行政は、そうした個人、区民同士のグループ・サークル、NPO・各種団体などの活動主体をつなぐネットワークや活動の場の提供、情報交流、人材や組織の育成などの支援を行い、区民が自分にあった形で地域活動に参加できる条件を整えていきます。 

 

(1)学校を核とする区民の交流ネットワークの充実

 

【計画の考え方】 

 区民の生活の質を高めるには、地域社会での支えあいが必要です。地域コミュニティの現状をみると、伝統的な共同体意識を基調としながら、一方で、多様化した価値観や個性を尊重する風潮が強まり、自らの生活の質を高め、社会的に貢献するという意識が高まっています。こうした中で、地域における新しい支えあいの関係を再構築するには、心のバリアを取り除いて、区民一人ひとりがお互いを尊重しながら、共通のまちづくりの目標をもって、地域社会づくりに貢献できる新しいつながりを構築することが大切になってきます。

 京都では、地域住民が学校教育を支えてきた歴史があり、学区を核とする地域コミュニティの活動の伝統を培ってきました。このまとまりのエネルギーを評価し、地域住民と学校とが協力して子育て・子どもの教育の推進や、住民相互・世代間相互の交流ができる新しいコミュニティづくりを進めることが課題です。

 

子どもたちと地域のお年寄りによる餅つき

子どもたちと地域のお年寄りによる餅つき

*計画の内容

●学校での教育活動の特別講師としての住民参加や、学校運営への地域住民や地域の各種団体の参画など、地域住民と学校との協力・連携によるコミュニティづくりを推進します。

●福祉施設と学校との連携によって、子どもとお年寄りとの世代間の交流、障害のあるひと・ないひとなど立場の違いを越えて自由に参加できる交流等を進めます。

●外国籍市民との相互理解についての教育を深め、学校間の子ども同士の交流や、区民相互の文化交流を積極的に進めます。

●地域(学区)をまたがる課題については、関係する地域(学区)の各種団体や区民個人が参加し協議する機会を設けます。

 

(2)区民の交流を支える施設の活用

 

【計画の考え方】

 区民の交流と活動を支える基盤として、既存の公共施設を有効に利用します。区民の施設使用に関する情報を提供したり、相談機能の充実などの総合サービスを立ち上げます。また、様々な制約や規定を緩和、調整するなど、区民の使いやすさの向上を目指します。さらに、将来的には、すべての区民が交流できるシンボル広場や拠点施設の整備を目指します。

 

 

南区制40周年記念スカイアート人文字(945名)〔平成7年11月5日〕

南区制40周年記念スカイアート人文字
(945名)〔平成7年11月5日〕

*計画の内容

●学校の余裕教室や特別教室、体育施設などの施設を、区民の地域活動で利用できるように開放をさらに進めます。この場合、学校側にのみ依存するのではなく、地域の各種団体や住民自身での自主的な運営・管理のもと、地域住民がより利用しやすい仕組みをつくります。

●区内で操業する企業・事業所等にも協力を求め、地域住民への施設開放や、人材の交流を促進します。

●既存の様々な公共公益施設及び民間施設の使用規定の区民向けの利用調整を進めて、有効利用を促進します。

●区民に対する様々な交流促進の相談窓口、情報ネットワークを設けて、関係機関の連携による、よりスムーズな対応ができるようにします。

●区民の集い、憩い、生きがいづくり、文化活動などが日常的にできるような交流拠点施設を整備します。

●在日韓国・朝鮮人やアジア地域の人々との国際交流の拠点となる施設の整備を目指します。

 

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お問い合わせ先

京都市 南区役所地域力推進室企画担当

電話:075-681-3417

ファックス:075-671-9653