災害対応部隊

　消防隊は、火災をはじめとした災害現場に迅速に駆けつけ、人命救助、消火、延焼防止など、被害軽減のための防御活動を行います。

　消防隊は市内の消防署/出張所に約50隊を配置しています。消防隊の主力車種はポンプ車と水槽車ですが、その他にはしご車や化学車などの特殊車両を運用している消防隊もあります。

　救急隊は、けがや病気の方に適切な応急処置を施しながら、症状に適した医療機関へ迅速に搬送します。また、各救急隊には救急救命士が配置されており、医師の指示の下で器具を使用した気道確保や薬剤投与などの救急救命処置を行います。

　救急隊は市内の消防署/出張所に約30隊を配置しています。

　救助隊は、火災をはじめ、交通事故、水難事故、山岳事故などのあらゆる災害から人命を守るため、最新の救助用器材を活用し災害現場の最前線で活動する救助専門部隊です。

　救助隊は市内に7隊を配置しています。そのうち、より高度な救助能力をもつ特別高度救助隊を1隊及び高度救助隊1隊を運用しています。

　指揮隊は、災害現場において、災害発生状況・負傷者等の情報・活動上の危険情報などを収集、把握し、活動方針を立て、出動部隊を指揮し、災害の被害を最小限にします。

　指揮隊は全消防署（分署）に各1隊の計12隊を配置し、また、本部直轄の本部統括指揮部隊を運用しています。

　航空隊は、2機の消防ヘリコプターを24時間の運航体制で運用しています。災害時には空中消火、傷病者の搬送、山岳事故や水難事故等の航空救助活動、情報収集などを行い、空から市民を守っています。

　市民からの災害の通報（119番通報）を受信し、消防隊、救急隊等の部隊を選定し、出動指令を行います。各車両の位置をGPSによりリアルタイムで把握しており、出動部隊は、災害発生場所に最も近い部隊を選定しています。

　また、活動部隊の支援、災害情報の集約管理など、119番通報受信から災害活動の終結まで災害現場活動を支援します。