国指定以外の伝統産業（京の手しごと工芸品2）

　百人一首・花札などのかるた類は，そのほとんどが京都で作られ，練習用から熟練のいる手作りのものまで多くの種類があります。

　竹で作った管に金属を取り付けた喫煙具で，最近はあまり使われなくなりましたが，茶道具・骨董品として愛用されています。

　京瓦の種類は鬼瓦・軒瓦など700種類にものぼり，寺院や神社，茶室の数寄屋から町家などに幅広く使われています。

　京指物の桐箱などにかけられいる紐のことで，自然の草木で染めた糸を使って織りあげる美しい模様が特徴です。

　伸び縮みの少ない木綿の生地を使って作る手作りの京足袋。はき心地の良さ，丈夫さで根強い人気があります。