国指定伝統的工芸品(諸工芸)
ページ番号41368
2014年7月28日
諸工芸
京仏壇
京都は仏壇の発祥地であり,平安時代以来の高度な技術でわが国最高の品質を誇っています。松・檜・杉などの木地に漆・金箔・銀・銅・真ちゅうなどを使い,多くの工程を経て作られます。
京仏壇
京仏具
仏壇と同じく京都は仏具発祥の地でもあり,その歴史は1000年以上におよびます。主に寺院の内装に使われますが,家庭で使うものもあり,多くの種類があります。技術も木工・金工をはじめ伝統的な手工業によって作られます。
京仏具
京漆器
木地に漆を塗ったもので,平安時代に中国から伝わった技法を基に,独自の技術を確立しました。室町時代には名工もあらわれ,茶道とともに発展しました。椀や盆などの食器類をはじめ,茶道具類や家具などがあります。
京漆器
京指物
指物とは板を組み合わせて作る家具や道具のことで,平安時代の宮廷文化から生まれました。その後,室町時代には専門の指物師も現れ,発展しました。たんす・机・飾り棚などの調度指物と茶道具があります。
京指物
京焼・清水焼
奈良,平安時代にも焼かれていましたが,発展したのは安土桃山時代からです。茶碗や皿・湯呑みなどの食器類・茶道具・置物などが作られています。数多くの技術,技法と華やかな絵柄を特徴としています。
京焼・清水焼
京扇子
伝統産業の多くは大陸から伝わってきましたが,扇子は9世紀ごろ日本で生まれ,貴族の間で用いられ発展をとげました。涼しさを呼ぶ夏扇のほか,舞扇・能楽扇・板扇・飾扇・茶扇など多くの種類があります。
京扇子
京うちわ
南北朝時代に,中骨と柄が一本の竹で作られたうちわが,朝鮮半島から西日本にもたらされました。中骨と柄を別々に作り,あとから柄をさしこむのが特徴の京うちわは,都うちわともいわれ,絵師による絵がつけられ徐々に広まっていきました。
京うちわ
京石工芸品
石工芸の歴史は古く,平安時代に京都に都がおかれたことを契機に,宮廷や寺院の建築とともに石の工作が盛んになり技術も発展しました。石仏・石灯篭・石鳥居が作られています。
京石工芸品
京表具
表具は掛軸・屏風・襖・巻物などをまとめて言うものです。古くから京都を中心に発展し,日本建築と深い関係をもっています。その技法は平安時代に中国から伝えられ,なかでも掛軸は室町時代に高度な技法を完成しました。
京表具
京人形
平安時代の宮廷の雛人形が起こりで,江戸時代から盛んに作られるようになりました。京人形として知られているものには,雛人形をはじめ,五月人形・浮世人形・市松人形・御所人形などがあります。
京人形
お問い合わせ先
京都市 産業観光局クリエイティブ産業振興室
電話:(代表)075-222-3337、(コンテンツ産業振興)075-222-3306
ファックス:075-222-3331