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国指定伝統的工芸品(染織)

ページ番号41367

2014年7月28日

染織

西陣織

 5,6世紀頃,渡来人の秦氏が養蚕・機織りの技術を伝え,平安遷都以後に現在の上京区を中心に発展してきました。西陣織には,多くの種類があり,色糸を使った絢爛豪華なものがたくさんあります。帯のほか,きものや能衣装,金襴,ネクタイなどを生産しています。
西陣織の画像です。


西陣織

京鹿の子絞

 きものや帯揚げなどに使われる染織技法の一つで,平安時代からあります。江戸時代以後「かのこ」という名前で広く愛用されました。生地を細かい糸でしばってしめる技法で,凹凸の立体感が生地に染めあがるのが特徴です。
京鹿の子絞の画像です。


京鹿の子絞

京友禅

 江戸の元禄年間に扇絵師の宮崎友禅斎が創案したと伝えられ,あらゆる模様をきものや帯に華麗に染める技術で,現在では刷毛や筆を使って模様を描き染めていく「手描友禅」と型紙を使って染めていく「型友禅」があります。
京友禅の画像です。


京友禅

京小紋

 江戸時代に武士が着ていた裃(正装)がもとになっており,17世紀頃までにはほぼ完成された染めの技法です。最初は単色が主体でしたが,その後,多色へと変化し,友禅と影響しあいながら,京都では京小紋として独自に発展してきました。
京小紋の画像です。


京小紋

京くみひも

 絹糸を組み合わせて作る紐で,帯締めや羽織紐などが主に作られています。その種類は80種近くあります。奈良時代に中国から伝わった組紐は,京都では平安時代に工芸品として人気を集め,江戸時代には庶民にも広まりました。
京くみひもの画像です。


京くみひも

京繍

 京繍とは,1200年以上の歴史をもつ日本刺繍のことです。平安貴族のきものや武具(武士の使う道具)などに活用され,発展してきました。絹や麻の織物に,絹糸,金糸,銀糸などを用いた刺繍は,20種近くの技法が使われています。

京繍(ぬい)の画像です。


京繍

京黒紋付染

 京黒紋付染は,婚礼のときに着る黒留袖や,葬儀のときに着る喪服などに使われます。色の深みを出すために赤や黒に染めてから黒色に染め,紋章を染め抜く伝統技術です。京黒紋付染のきものは,上品で深みのある黒色と紋章の正確さと美しさが特徴です。全国生産の90パーセント以上を占めるといわれています。
京黒紋付染の画像です。


京黒紋付染

お問い合わせ先

京都市 産業観光局クリエイティブ産業振興室

電話:(代表)075-222-3337、(コンテンツ産業振興)075-222-3306

ファックス:075-222-3331

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