「おもいやりエリア」の伝統産業素材の展示(第7編成)
ページ番号335157
2025年3月7日
車両への設置箇所(2100号車、2800号車)
先頭車両の多目的スペース「おもいやりエリア」に設ける立ち掛けシートの構造を工夫し、伝統産業の素材を飾り付けるガラス張りのスペースを設けました。新型車両全9編成の両先頭車にそれぞれ異なる素材を飾り付けます。(1編成当たり計16個)
北山丸太(2137号車)

素材・技法
「北山杉」の皮をむき加工してつくられる「北山丸太」は、茶室や数寄屋(すきや)建築用材として床柱(とこばしら)、垂木(たるき)などに用いられるようになりました。「北山杉」の高度な枝打ちを中心とした育林技術を今日まで守っていることで、節の無い光沢のある艶やかで美しい木肌の表情や、緻密な木目(年輪)をもつことが「北山丸太」の特徴の一つです。
「おもいやりエリア」では、「北山丸太」の美しい木肌の実物や「北山丸太」の新しい取組とともに「北山杉」の枝打ち・背割りの技法、「北山杉」に触れる体験、「北山杉」を使った小物などを展示し、「北山丸太」、「北山杉」の魅力を紹介します。


北山丸太の展示詳細
御協力いただいた方々(敬称略)
珠数(2837号車)
素材・技法
「珠数」は仏教の広がりとともに多く使われるようになり、多くの寺院がある京都では昔から珠数づくりが盛んでした。宗派ごとに伝統的な決まりがある本式珠数や自由な色や形の略式珠数など多種多様な「珠数」が作られています。
「おもいやりエリア」では、古くから伝承された本式珠数から珠数ブレスレットまで幅広く用途に応じた珠数や、構成素材である「珠(たま)」と「房(ふさ)」の種類の豊富さなど、多種多様な「珠数」を展示し、「珠数」の魅力を紹介します。


御協力いただいた方々(敬称略)
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お問い合わせ先
京都市 交通局高速鉄道部高速車両課
電話:075-863-5263
ファックス:075-863-5269