リアル二刀流　消防団員の素顔（今熊野分団）

　たまたま査閲の練習をしている消防団の姿を見掛け、知り合いの団員さんがいたこともあり、軽い気持ちで入団しました。

　私が入団した当時は女性の方もおられず、不安な気持ちもありましたが、他の分団の女性団員が活躍されていることを知って、心強く感じていました。今では女性団員の方も増え、女性だからこその活躍が期待される時代に変わってきた印象です。

　地域の方から消防団活動で声を掛けていただいたときです。例えば、防災訓練や警防活動中に消防団活動に対する質問などがあり、地元目線でお話ができることで喜んでいただけることがあります。今後も、防災や人命救助に関わることの知識を勉強し、地域の方と共有できるように努めていきたいと思います。

　鍼灸接骨院を開業しております。患者さんの相談を聞き、体も心も楽になって笑顔で帰っていかれるときは、やっていて良かったと感じます。

　職場が大津市なので、仕事中は地元での活動が難しいことです。そのため、消防団活動は主に休日を利用して参加しています。

　皆さん普段は明るく面白い団員ですが、いざというときの団結力と行動力は抜群です。地域の方は、消防団活動に対しての理解が深く、夜間の査閲訓練の際は励ましの声などをいただいています。その成果と応援もあって京都市消防団総合査閲では、優勝2回、4位1回の成績を収めています。

　年齢や性別、職業の枠を超えて活動することによって、様々な経験ができると思います。入団前は不安なことも、すぐに解消されることになるはずです。先ずは消防団活動を見て感じてください。

　団歴も長く、今熊野分団が誇れる女性団員です。職場が遠くでありながらも地元で活動に参加されている姿に頭が下がります。これからも体に気を付けて、仕事に、消防団活動に頑張ってください。