《南消防団》南消防団現地訓練を実施しました！

本年度は、48名の消防分団員が参加し、「水災害及び水難救助」をテーマとした訓練を行いました。

　最初に屋内訓練場で座学を実施し、管内の河川やアンダーパスの数等、南区内の現状や水災害時の注意点についての研修を行いました。小河川でのバックウォーター現象や氾濫時の排水先等、管内の課題についてもっと深く知っておく必要があると感じました。

　ボートえい航訓練では水災害対応施設で、実際に要員を乗せて搬送を実施しました。希望する分団は、より実災害に近い強雨の中での訓練を積極的に行いました。

　この訓練では、要救助者に配慮しつつオールで足元の地面をコツコツと叩きながら進むため、進行速度も遅くなり、シンプルに見えて、実は大変な救出方法であることを学習しました。　

　また、巻き結びやもやい結び等の結索訓練を併行して実施しました。ベテラン分団員が新分団員へ丁寧に指導しており、各分団の災害対応力の底上げをすることができたと感じました。

　最後は水上訓練場で、浮環とフローティングロープを使用した投てき訓練を実施しました。浮環とフローティングロープを片手だけで保持するのは難しく、「前に飛ばす」「遠くへ飛ばす」のは思っていた以上に苦戦し、習得するために何度も浮環を投げました。

　本格的な台風シーズン前に、様々な施設を利用して訓練が行われたことは、大変意義があったと考えます。

南消防団は、これからも地域の皆様の安心安全を守れるよう災害に備えた訓練を行ってまいります。