中国浙江省温州市(せっこうしょうおんしゅうし)の方々が友好を目的に北区で芸術展を開催されました

　10月27日（金曜日）、温州市文化広電旅游局（ぶんかこうでんりょゆうきょく）の副局長御一行様が来日され、北区の大徳寺近くのゲストハウス「疎影舎帯座（そえいしゃおびざ）」にて、「温潤百工（おんじゅんひゃくこう）～時が作る芸術展」が開催されました。

　本展示会は、浙江省温州市の工芸と京都市をはじめとした日本工芸が展示されるもので、両市の交流と友好を図ることを趣旨とするものです。

　私も京都市を代表して来賓として御招待いただき、御挨拶させていただくとともに、温州市の素晴らしい工芸品の数々を拝見させていただきました。

　開催式典では温州市の李方喜(りほうき)副局長が京都市北区長宛に即興で書を書いてくださり、贈り物として頂戴しました。書には「千年の文化の都　共に手を携えて新しい物語を作りましょう」と記されており、大変、感激致しました。

　式典の後、展示会場である新大宮商店街の文化体験スペース「暗香庵(あんこうあん)」に移動し、温州市の木版活字や切り絵、藍染め、柘植木彫、瓯窯茶道具などの多彩な工芸品とともに、京都市の清水焼や西陣織の作品などの展示を拝見させていただきました。

　浙江省温州市は中国の歴史においても「百工の郷」と呼ばれるほど手工業がさかんな都市で、日本における工芸都市で千数百年以上の歴史を有する京都と相通ずる点が多い都市です。私たちの北区でこのような展示会が開催され、両市の交流が行われることを大変嬉しく思います。

　この展示会の開催に御尽力いただいた「暗香庵」の佐藤由香様をはじめ、関係者の皆様に敬意を表するとともに、御礼申し上げます。有難うございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北区長　　　川妻　聖枝