6月16日（金曜日）世界に誇る鋸研ぎ（目立）の技術！長勝鋸さんを訪問しました。

   6月16日（金曜日）、大将軍にある長勝鋸（ながかつのこ）様の工房に伺いました。

御主人の長津勝一様は、メディアにも度々登場されている著名な鋸研ぎ師で、海外でもその技術が高く評価されておられます。国内のみならずヨーロッパの国々でもワークショップ等を通じて技術を伝授されてきました。

長津様は、理想の鋸を追求し、常識に捉われず、理論的に長勝流独自の研ぎを確立されました。一般的に「鋸の歯を目立てる」と言いますが、長津様は「鋸の刃を研ぐ」と表現されます。長津様のユーモアを交えたお話を伺いながら、その「研ぎ」の技術を間近で拝見しました。90歳でいらっしゃいますが、とてもお元気で、長勝鋸の普及や技術継承に精力的にご活動されています。工房で作業されていた若いお弟子さんも、一心に鋸研ぎに集中されていました。　

「長勝鋸」様の特徴的な両刃窓鋸で、私たちも木材を切らせていただきましたが、とても軽やかな切れ心地で驚きました！力を入れなくてもスイスイと挽くことができます。また、木の繊維を引きむしるのではなく、切断しながら切り進むため、切れ味も抜群！切断面がとても滑らかな手触りで感動しました。愛用者が多いのも納得です。

長津様、大変貴重な機会をありがとうございました！これからもお元気で、益々御活躍されることを期待しています。