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第4回協議会の記録

ページ番号4684

2010年11月22日

 

日 時:平成16年8月6日(金曜日)午後2:00~午後5:00
場 所:中京区室町御池葆光(ほうこう)ビル(7Fホール)
出席者: 宮崎 健次(城巽学区自治連合会会長)
     香川 史朗(城巽学区自治連合会)
     坂本 美江子(城巽学区自治連合会)
     中橋 嘉壽子(初音学区自治連合会会長の代理)
     藤野 英雄(柳池学区自治連合会会長)
     山本 日大(柳池学区自治連合会)
     松本 泰治(銅駝学区自治連合会)
     竹田 征史(㈲竹田卯三郎商店)
     伊藤 公一(㈱伊と幸代表取締役社長)
     小玉 正美(ニチコン㈱代表取締役社長の代理)
     吉田 忠嗣(吉忠㈱代表取締役社長)
     西村 勝(柊家㈱取締役社長)
     仲筋 邦夫(京都御池地下街㈱代表取締役社長)
     福永 晃三(京都商工会議所街並み整備特別委員会委員長)
     細見 吉郎(京都商工会議所都市美化環境対策特別委員会委員長)
    ◎宗田 好史(京都府立大学助教授)
    ○若林 靖永(京都大学大学院教授)
     田辺 眞人(京都市都市計画局都市企画部部長)
     山添 洋司(京都市産業観光局商工部部長)
     田口 政一郎(京都市中京区役所区民部部長の代理

    ◎:座長   ○:座長代理
 (以上20名,敬称略,委員名簿順)

 

第4回沿道関係者協議会の様子

 

1.開会挨拶

2.協議会座長の挨拶

3.配布資料の確認

4.意見交換

 

第4回沿道関係者協議会の様子

 

<座長>
○御池沿道関係者協議会では,景観形成部会,にぎわい部会の2つの部会に分けて,議論を重ねてきた。
○今までの意見を踏まえて,一定の方向性として報告書をとりまとめ,本日皆様に示したい。

 

<事務局>
資料説明

 

<座長>
○引き続き個別事業について説明してもらう。

 

<事務局>
御池通沿道特別商業地区建築条例の説明

 

<座長>
○この条例は,平成16年7月1日からすでに施行されている。
○御池沿道関係者協議会の最終とりまとめ案の「シンボルロードとしてふさわしい建物の形成」に関わる点として制定された。
○「にぎわいと文化の創出」に関わる動きとして,京都御池中学校について説明してもらう。

 

<京都御池中学校・複合施設建設室室長>
○昨年11月に事業者公募を行い,本年3月に事業者の選定を行った。本年5月に市会の議決を経て事業者と契約した。6月以降は具体的な事業内容について詳細や整備内容を詰めている。
○にぎわい施設の部分は開業までに約1年半の期間があるので,社会経済状況の変化を考えると用途を早急に決定することは最善ではないだろう。
○にぎわい施設の用途・機能は,事業者及び関係者との協議を踏まえた上で他施設との整合性等を含めて整理したい。
○御池通に面する約50mの間口部分に,にぎわい施設を設置しており,他施設とは動線上分離している。
○具体的な用途はまだ決定していないが,事業者からの提案ではガーデンショップと合わせて,オープンカフェや多目的,カルチャー的な要素が盛り込まれている。
○設計面では,構造などまず必要な枠組みを決めている。内装等については用途・機能に合わせて決めていきたい。

 

<座長>
○御池中学校のにぎわい施設は,市民,沿道の人々,我々にとっても関心は高い。
○民間事業者による事業になるので具体的な内容を確約できるわけではないが,教育委員会が,にぎわい施設をしっかり整備する方向で取り組んでいることだけは約束できる。
○今年3月に策定された「京都市商業ビジョン」と4月から実施している「京の企業いきいき金融支援制度」について説明してもらう。


 
<商業振興課課長>
○平成10年3月に京都市商業振興ビジョンを策定した。
○それ以降の施策の変化を踏まえて,また京都の商業の新しい動きを全市の商業活動の大きな流れにつなげていこうと,具体的にはこうした御池通での動きも視野に入れながら,「京都市商業ビジョン2004」を策定している。
○商業はまちの魅力を形成する都市の機能の一つであるという位置付けを行い,華やかな都市のにぎわいの創出を目的としている。京都という都市にふさわしい,京都市民・観光客などに貢献する商業を目指す。
○単に商業者による商業を振興するためではなく,市民,観光客,商業者のみんなのビジョンだという位置付けで策定した。
○学識者,消費者,市民公募委員による委員会方式で,委員長には今回座長代理をされている若林先生にお願いし,1年かけて取りまとめた。
○京都が目指す商業の姿を4つ提案し,また,京都市役所の役割として,11の重点戦略の推進を提案している。
○今回の商業ビジョンの大きな特色は,都心商業の活性化をテーマに取り上げ,地域商業の重要性を位置付けつつ,一方で観光と一体となった商業も含め,京都の魅力アップには都心商業の魅力アップが不可欠であるとしている。
○都心商業の範囲は,イメージとしては四条河原町,四条通,河原町であるが,特に区域を明確に定めるのではなく,その都度区域を柔軟に考えていく。
○御池通においても,このビジョンの趣旨を実現していけるよう努力したいと考えている。
○「京の企業いきいき金融支援制度」については,平成16年4月に従来の制度を大幅に改変しており,信用力の弱い中小企業の支援のために,できるだけ低利で融資し,かつ厳しい経営環境にある中小企業者の不況対策も含めた内容である。
○御池通への店舗誘致としては若干趣旨が合わないが,かなりの部分はカバーできるものと考えている。今後,御池通へのあらゆる出店パターンにも対応できるような融資制度を検討していきたい。

 

<座長>
○「京都市商業ビジョン」は,広く市民のための商業ビジョンとして,市民の生活に潤いと安らぎを与える商業,そして観光客を魅了する京都の商業という点で大きな転換があった。
○都心商業については,都心の商いのあり方,都心の街並みのあり方にまで踏み込んでいる。
○新しい融資制度に関しては,御池通でにぎわいを盛り立てるために何が出来るか,そして,それに対してこういった施策があるという話であった。
○次に,景観法を使って,今後,御池通でどんな景観に関する取組を行っていくか説明してもらう。

<事務局>
○景観法は,平成16年6月18日に成立した。
○これまで国土の整備は公共事業が中心であったが,今後は美しい国づくりに向けて政策の大転換を図ることになった。
○景観法は基本法としての性格を持っている。基本理念の中には,良好な景観は国民共通の資産であるとか,地域の個性を伸ばすよう多様な形成を図るべきであるとか,国民,事業者等の協働により進められていくべきであるといった内容が盛り込まれている。
○国民,事業者,行政の責務が明確化されている。
○景観法では,京都市が景観計画を策定し,良好な景観の形成のための方針や景観計画区域として区域を定め,その区域における規制の内容を定めることとなっている。
○景観計画区域では,届出制の緩やかな規制が課される。京都市では,市街地景観整備条例に基づき,御池沿道においては沿道景観形成計画地区の指定をして,届出制を採用しているが,景観法に基づく制度ではこの景観計画区域に該当することになる。
○景観地区は,より厳しい規制を行う地区である。建築物を建築する場合などにおいて,市長の認定が必要になる。また,現在京都市が定めている美観地区の規定に相当する地区だが,この法律の施行に合わせて美観地区は廃止され,景観地区に移行する。
○景観上シンボルとなるような建造物や樹木も景観重要建造物等に指定することができる。京都は歴史的な建築物も多数あるし,町家についても今後そういった指定が想定される。
○道路や河川,公園等の公共施設についても,景観への配慮を進め,景観計画への位置付けを行うことができる。
○住民自らが取り組むルールを定めるものについては景観協定を締結することができる。
○景観協議会は,住民,事業者,行政など景観形成の関係者が集まって協議する場として規定され,この協議会で決めた事項においては尊重義務が課される。
○景観整備機構などの歴史的な建築物の管理とか,あるいは景観形成のための情報提供や専門家派遣といった業務を行う機関についても位置付けがなされている。 
○京都市としては今後,美観地区から景観地区への移行に必要な条例の改正をしていく。
○届出制のエリアについても景観法に基づく制度に移行を進める形で景観計画の策定作業を進めていく。従って,御池通沿道地区についても,景観地区への移行を考えていきたい。
○京都市は全国に先駆けて景観行政に取り組んできた歴史もあるので,この景観法の制定を契機として,既存の制度の再編,あるいは拡充と,さらに検討を進めていきたいと考えている。

 

<座長>
○国交省は美しい国づくり政策大綱で,これからの日本の行政は「美しい国づくりに向けて大きく舵を切る」という表現をしている。社会資本の量的充足一辺倒整備のあり方を考え直し,美しさを追求するという政策転換を図った。
○景観法は京都市の市街地景観整備条例を参考にしている。しかし,市街地景観整備条例だけでは美しい京都は決してできていない。
○整備条例によって美しい京都が守られてきたという良い側面を正しく評価しないといけないが,それだけでは美しい京都はつくれなかった。
○その条例をベースに法律を作ったからといって美しい国はできないという厳しい見方もできる。
○この協議会も,沿道の事業者も,日本の最先端,日本の国を美しくするための努力をこの御池通から始めるという意識を持たない限り,この制度の欠陥を乗り越えられない。
○御池通の景観について取り組んでいるNPO法人「都心界隈まちづくりネット」から取組状況についてご報告願いたい。

 

<委員>
○御池通を何とかきれい

なまち,通りにしたいということから活動を進めてきた。
○新しい建築のルールができて,高いマンションが簡単に建たなくなったことや,特別商業地区建築条例ができ,にぎわいの創出を目指すなど,ある程度前進してきているので,残るのは景観についての課題である。
○昨年12月に京都市へ御池通シンボルロードにふさわしく,御池通を美観地区に指定して,景観に関して規制するという提案をし,景観形成協議会をつくって,住民と行政,そして地権者との協議会によってふさわしい建物を認めていくという制度を是非つくって欲しいとお願いした。
○現在この景観法を勉強し,住民としてどう活動をしたらいいのか勉強しているところである
○美しい都市・京都を形成していくために,市民も,観光客も,商業者も,地域で生活する人がどのように住みよい京都らしいまちや通りにしていくのかを,今後の活動テーマとして,行政と協力しながら継続してやっていきたい。

 

第4回沿道関係者協議会の様子

 

<座長>
○御池沿道関係者協議会で沿道の事業者,地権者にアンケートをした結果,高さ規定等に関する合意は得にくいのではないかということになり,今回の条例のような結論になった。
○NPO法人「都心界隈まちづくりネット」のご提案によると,1)御池通沿道地区全てを美観地区に指定し,31mを超える建築物の新築等については計画概要について事前に交渉する。2)御池通沿道景観形成協議会で計画説明を義務付ける。3)協議会は計画案に対して意見書を添付して京都市に報告を行う。4)京都市は京都市美風審にこの意見書を添付の上審議会の承認を得る。5)なお,上記の協議会の内容については,沿道関係自治連合会および沿道関係事業者の協議により,今後詳細を検討の上通知するというものである。

 

<委員>
○高さの問題については,アンケートで意見がバラバラであったので,にぎわいの創出と同じような位置付けではこの問題を処理できないと思った。
○この問題は,NPOや地域の住民,我々商業者も含めて取り組んでいかなければならない。商工会議所もいろいろなことで参加していく。
○景観法の運営については,今後京都市の行政能力が問われていく。
○この協議会を継続していければ,今後シンボルロードが実現していくのではないか。
○この協議会としては最終の報告となるが,それぞれの取組を継続していきたい。

 

<座長>
○商工会議所も御池通に関して熱心に取り組んでおられる。今後も支援,協力をお願いしたい。

 

<委員>
○京都御池中学のにぎわい施設はこれからどのようにでもなるし,また,できる場所である。
○当初,商工会議所の方で具体的な計画があったが,教育委員会の方で迷っている感じがする。もっと深く商工会議所が関わっていけないのか。
○公の地域なので,理想的なものができるのが本当ではないのか。御池沿道関係者協議会で関われる人は関わっていければ良い。

 

<座長>
○経済同友会と商工会議所の北イタリアプロジェクトが,京都御池中学のところにうまくはまるかという議論は,今の仕組みではなかなか整理しにくい。
○その種の事業所が今後も出てくるので,引き続き議論を重ねていく必要がある。

 

<京都御池中学校・複合施設建設室室長>
○今迷っているというご指摘のとおりだと思うが,平成18年4月以降に本当に御池通のにぎわい創出のために役立つのかどうかが主要な点だと思うので,それについて早急に結論を出す必要はないと考えている。
○商工会議所,地域の方々を含めて議論をした上で結論を出した方が良いのではないかと思う。もう少し時間が欲しいというのが正直なところだ。

 

<委員>
○協議会はこれで最終回ということだが,これが終わりの最初になって欲しい。協議会は他にも部会などを精力的にやった結果,ここまでの成果があった。
○初めは具体的にやらなくては意味がないと思っていたが,実質的には条例が実現し,景観法も制定されたので今後一歩前進するどころか,かなり変わってくる可能性がある。
○私たちが単に見守るような受け身の態勢になったのでは,せっかくの条例が有効に働かない。
○この協議会をきっかけに今後もつながっていけるような継続した委員会をこの協議会が終わるまでに取り決めたい。
○御池通シンボルロードが,見ただけでもシンボルロードだと思われるように,我々がもっと具体的なことをやっていかなくてはならない。

 

<座長>
○委員は中京区の未来委員会でも熱心に取り組んでおられる。

 

<委員>
○中京の未来委員会も2年ぐらいで終わる予定だったが,中京を大切に思う気持ちがその後の未来委員会の取組につながった。
○今年の10月から,知事も副市長も一緒に北イタリアへ行くプロジェクトがある。今後具体的なことにもなってくるので,継続性と段階的なステップアップが大事だと思う。
○この協議会は一旦終了するとしても,何らかの形で継続していきたい。

 

<座長>
○事務局に中京区役所まちづくり推進課の人がおられるので,何かお考えがあれば伺いたい。

 

<中京区役所まちづくり推進課課長>
○中京区で策定している区別基本計画で「にぎわいのある中京」を位置付けており,今後は区民と行政のパートナーシップをより発揮してにぎわいを実現する方向である。
○御池通シンボルロードに関しても,地元の行政機関として積極的に参画して取り組んでいきたい。

 

第4回沿道関係者協議会の様子

 

<座長>
○自治連合会の協力も必要だ。


 

<委員>
○御池中学の向かい側の大きいマンションの1階部分に商工会議所の尽力で4つの店舗ができた。
○しかし,ほとんどシンボルロードにふさわしくない風景が現出している。
○商工会議所が言っていたこととは全く違うのは何故か。商工会議所にもっと働きかけてもらわないといけない。 
○御池中学の所は一から企画できるところなので良いものができると思う反面,またもやあのような状態になるのではないか心配である。

 

<委員>
○商工会議所でも事業者と折衝し,あそこに出店することを考えていた。
○しかし,先方の事業者から独自でテナントを探すという返事があり,我々が入る余地が無くなったため,現状のようになっている。
○現状は,にぎわいとは縁遠いと感じるので,引き続き努力をしていきたい。

 

<座長>
○商工会議所のスタンスとしては,委員個人が店を出してもいいとまで思っておられる。
○皆で御池通の将来像,ビジョンを共有することが重要である。まだ御池通ににぎわいがあるわけではないし,通りが美しくなっているわけでもないが,美しくにぎわいのある御池通をつくっていくビションだけははっきり浮かび上がってきた。
○協議をする場を年に1回か2回は持たないといけないことが分かった。

 

<委員>
○パートナーシップを育てていくことは大変である。みんなで協働していかないとできない。
○もう一度行政に音頭をとってもらい,皆に協力して欲しいとこの場を借りてお願いしたい。

 

<座長>
○先日,御所南小学校の10周年記念の式典があり,その時に松本委員や宮崎委員と会った。魚所南小学校の現在の姿はまさに皆が連携して,御所南小学校を育ててきた結果ではないか。
○今度は御池通を育てたいという地域の気持ちがまとまってきている時期だと思う。
○「パートナーシップによる育み」を是非実践していきたい。

 

<委員>
○建物の屋上に緑化,芝生とかをあちこちにしてもらうよう,既存の建物を含めてお願いしたい。
○雨水が染み込みやすい舗装を,京都市の道路のあちこちにしてもらうようにお願いしたい。

 

<座長>
○「花と緑に溢れる憩いの環境」はシンボルロードの重要なテーマになっている。

 

<委員>
○御池通に木が植えてあるが,毎日が無理なら2日に一度くらい水をやりにいくか,もしくはホースを置いてもらえたら私たちも世話できるので,それもお願いしたい。


 
<事務局>
○京都市としても,各町内でそのような意見があれば,関係機関と協議をしたい。

 

<座長>
○緑化は地元の力でできるものである。是非お願いしたい。

 

<委員>
○新町の北側のバス停は,御池通の各バスの停留所の中であそこ一ヶ所だけ屋根も椅子も作られていない。市の担当の方から返事が欲しい。

 

<事務局>
○早急に確認する。

 

<座長>
○個別に応えてもらうことでお願いしたい。


 

<委員>
○すばらしい御池のまちで仕事ができることを非常にうれしく思う。また,それはこの協議会のお陰である。
○今年11月末に建物が完成するが,きっと皆様からいい評価をしてもらえると確信している。
○京都らしさを考慮して円形型のビルとし,夜は行灯の形でビルが浮き上がるような格子をイメージしたものを取り入れた。烏丸御池の角にあるので,良いランドマークとなるビルにしたい。
○にぎわい創出の面からクリスマスの時期に,ビルの2階から8階くらいまでを全面的にツリーのイルミネーションを付ける計画をしている。また,ビルの前に樹木があるが,いろいろ光を使い御池沿道ににぎわいを創出したいと思っている。

 

<座長>
○そのようにされると,御池通のにぎわいの演出ができるのではないかとお話を聞いて考えていた。
○同じく沿道にある吉忠株式会社はそのLEDを作る会社で,いろいろな色のショーウィンドウの演出が専門である。

 

<委員>
○文部科学省からの補助金で7月の祇園祭に京大とプロジェクトを組んで鉾をライトアップした。
○自分のところの鉾町だけでせず。来年は他の鉾だけでも全部ライトアップしてはどうかと思った。
○御池通にLEDという最新のものを使いながら,イルミネーションという最新の技術で,伝統的なものを新たにクローズアップし,コラボレーションすることができたら,新しいシンボルロードができるのではないか。
○京都の新しい産業と密着したものが御池通にあり,新しい技術開発が御池通から始まる。一番新しい物と一番古典的な伝統とが融和できれば良い。

 

<座長>
○京都の先端企業,先端技術と伝統が結びつくことで市民が嬉しくなる。
○地元企業が地元企業と連携して,何か新しい物が生まれ,それが評判になるのは市民感情としては良いことである。

 

<委員>
○鉾をライトアップする取組で京大生や国との交流ができたが,御池の協議会でも同じ役割を果たせると思う。
○未来委員会のようなものを,年に一回,二回でいいので,新しい情報の交換や夢のある話も含めて取り組んでいくことが良いのではないか。

 

<委員>
○我々はろうそくを使って御池通に灯りをつなぐ「灯りで結ぶ都心界隈」という事業をお盆の時にやっている。
○今後は,放置自転車の問題等を書き込んで市民の意識高揚を図り,最終的には,河原町通から烏丸通ぐらいまではろうそくの灯りで結び合おうと計画している。
○その第一歩ということで,企業町会という形をとることを沿道の企業に賛同してもらうところから順次やっていこうと思っている。
○ろうそくの灯籠のつながり具合が,どの程度意識のまとまりができているのか等,いろいろなことの目安にもなるだろう。

 

<委員>
○御池通の真ん中でクリスマス・ツリーの灯りがつくなら,それを東西の通りにつなげるために,御池通の沿道の樹木に灯りをつけたら,御池通のシンボルができるような感じがする。
○城巽学区では11月の「まちなかを歩く日」にオープンカフェを行っている。
○スポーツ館ミツハシにあるようなカフェが西の方にもできたらいい。

 

<委員>
○地下のにぎわいがどんどん廃れており,非常に危機感を持っている。
○今後,にぎわいが出てくると駐車場が大変な役割を果たしていくだろう。
○沿道という中に地下街も仲間入りさせて欲しい。
○今回の特別商業地区建築条例の中に,地上1階を店舗にするだけではなくて,地下1階を設けて可能な限り店舗にし,それを御池地下街とつなぐといった夢のある話があると良い。
○御池の歩道の上に地下駐車場からの階段が突出しているが,沿道のビルを改築する時に,入り口をビルの中に設ければ,さらに立派な歩道になるのではないか。

第4回沿道関係者協議会の様子

 

<座長>
○当然,御池地下街に関する配慮もしている。

 

<事務局>
○新しい店舗と既存の店舗の相乗効果でにぎわいをつくっていきたいと,最終とりまとめに「ゼスト御池」とは明記していないが「既存の店舗との連携」ということを盛り込んでいる。

 

<座長代理>
○今日の会議を見ても,議論するだけではなくて,京都をこのようなまちにしていこうというビジョンを共有しながら,実際に動きをつくっていく場になってきていると実感している。
○ここまで来たのは一人一人の思いや力である。
○この御池の取組から大いに勉強させてもらったことは,京都のまちをもっと誇れるように,微力ながらでもやるべきことをやること。その高い志を持つことである。
○単に行政に注文することだけではなく,事業者や市民がそれぞれに協力し合いながら,ぶつかり合いながら,いろいろやっていくことなのかと思う。
○「おいでやす京の商い商業ビジョン2004」にも,御池通の沿道協議会の精神,コンセプトを非常に強く受け,また学んで作ってきた。
○京都の商業を大きく発展させる流れの中で,引き続き御池通シンボルロードのにぎわいに関して,「商業ビジョン2004」を具体化の大きな一つとして位置付けて,協力できればと思う。

 

<座長>
○今回は最終とりまとめ案ということで,今後の方向を語る事ができた。
○とりまとめ案の中には,実現化方策として確認したことがあり,今後,個別に協議を重ねながら,できることから具体的に取り組んで行くことになる。
○今後も年に1回から2回のペースで集まりを持って,情報交換をしたい。
○商工会議所には強力なサポートをいただきたい。そして,地元自治連合会の参加と協力をお願いして,地域のことは住民と事業者,行政の三者できっちり解決していくという御池方式をこれから作っていきたい。
○それを結論として,第4回御池沿道関係者協議会を終了する。

 

<事務局>
○この2年間,ここにご出席の方には大変精力的に取り組んでもらい感謝している。
○今後とも御池通の活性化に向けて,我々も取り組んでいきたい。

 

以上

お問い合わせ先

京都市 都市計画局まち再生・創造推進室

電話:075-222-3503

ファックス:075-222-3478

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