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第2回にぎわいづくり部会の記録

ページ番号4718

2010年11月22日

 

日時:平成15年6月4日(水)午後2時~午後4時
場所:葆光ビル 7階ホール
出席者:
  宮崎 健次 (城巽学区自治連合会)
  坂本 美江子(城巽学区自治連合会)
  作屋 栄次郎(初音学区自治連合会)
  藤野 英雄 (柳池学区自治連合会)
  菊岡 光広 (柳池学区自治連合会)
  北川 栄治 (銅駝学区自治連合会)
  市古 和弘 (柳池学区自治連合会)
  竹田 征史 (㈲竹田卯三郎商店)
  伊藤 公一 (㈱伊と幸代表取締役社長)
  西村 勝  (柊家㈱取締役社長)
  中野 代志男(京都御池地下街㈱代表取締役社長)
  福永 晃三 (京都商工会議所街並み整備特別委員会委員長)
 ◎宗田 好史 (京都府立大学助教授)
 ○若林 靖永 (京都大学大学院教授)
  西川 隆義 (京都市産業観光局商工部商業振興課長:山添委員代理)
  大島 仁  (京都市都市計画局都市企画部長)
   (以上16名,委員名簿順,敬称略,)

 ◎=座長
 ○=座長代理

 

1.開会(事務局からの挨拶)

2.協議会座長の挨拶

3.配布資料の説明(事務局)

4.意見交換

 

<座長>
○ 4月に御池通シンボルロードアンケート調査を実施した。本日はにぎわいづくりに関する結果について報告する。
○ 前回のにぎわいづくり部会で大学生の意見を聞いてはどうかという御意見を受け,5月7日に大学生と座長・座長代理との懇談会を行い,意見を聞いたので報告する。
○ 京都の御池中学校についても,現在の状況について報告する。

 

<事務局>(資料説明)

 

<座長>
○ 京都御池中学校のにぎわい施設について,今後の進め方に関してもう少し説明してもらえるか。

 

<事務局>
○ 京都御池中学校の賑わいという部分で言えば,基本的には収益,あるいは非収益という方向性があろうかと思う。
○ 収益性事業であれば民間事業者が主体になると思うので,その場合についてどのような意見が出て来るか,しっかり分析する必要がある。
○ 学校として,地域の中のにぎわいの形成も含めて検討したい。

 

<座長>
○ 御池通の目標像は,アンケート結果から分かるように,多数のご賛同を得ている。
○ 御池通は「花と緑が溢れるにぎわいと文化のある通り」として,京都の他の通りとは違う魅力があるということで認識が一致している。

 

<委員>
○ 御池通はいつも緑で囲まれ四季を通じていろいろな花が咲いているというようなフラワーロードにしたいという思いがある。
○ そうすることにより,散歩したり,休んで憩うという空間ができ,そこでイベントもするようになる。そのような,自然に親しんだ道にしたいと考えている。
○ 地元としても,花を育てたりしながら,自然に親しむような環境を作っていきたい。

 

<委員>
○ 御池通の賑わいを創るということで,まちづくり委員会で花の市をしようと言う意見が具体的に出ている。
○ 植木や草花を販売や住民の方に配布したり,育てる相談コーナーを設けたり,ハンギングバスケット,フラワーアレンジの講習会などもして,フリーマーケット,コンサート,子育て相談,茶席など花の市の時に織り込んでやってみようかという意見がある。
○ 中京区の賑わいのあるまちづくりの支援事業にこのイベントで申請しようと思っている。
○ 9月13日(土)~15日(月)の3日間で開催の予定。

 

<座長代理>
○ 花については,御池通は,かなり長い広がりのあるワイドな空間なので,ちゃんと専門家の意見も貰いながら,統一したコンセプトを強く押し出せれば,かなりのインパクトのあるものになる。
○ 御池通にふさわしい統一したコンセプトを打ち出せるようなフラワーロードとしたアプローチが必要ではないか。

 

<委員>
○ 地域にはお年寄りの会があって花の取組をされているので,そこで勉強してやってもらうのもよいのではないか。
○ 御池通の南側と北側では植栽が違う。同じ事をやっていたら育たない所がある。
○ 参加するという意味では,お年寄りと協力してやっていけたらと思う。

 

<委員>
○ 家の前に,盆栽的に花を置くという感覚だと,非常にバラバラになってしまう。
○ チューリップが何百メートルも咲いているとか,あるいは桜並木がずっとあるとか,京都市内にも有名な所がある。そのような感覚が大事。

 

<座長>
○ 2年ほど前に三条の商店街で,歩道を交通社会実験で広げて一方通行をやったことがあるが,そのときにフラワーポットに花を植える取組を行った。
○ フラワーポットのアレンジにもいろいろ文献があり,専門家もいるので相談をしながら,費用を安く抑えて取り組むことも可能である。
○ 学区ごとにコンセプトを決めるところから議論していただいて,デザインを決めるという方法も考えられる。

 

<委員>
○ 周りに低木が植えてあって,真ん中を芝生にしてある部分を,地域の人たちに開放してもらい,季節の花を指導しながら植栽出来たらよいと話している。
○ 住民にも,自分達の場所だからと責任を持たせることができる。

 

<事務局>
○ 草花の管理協定というのがあり,塩小路通(京都駅前)などで先行事例がある。
○ 御池通の植栽帯も地元の方と関係部局が,管理について相談させてもらうことも考えられる。
○ 全体のコンセプトや美しさなどで,地元の5学区ごとに競うのがいいのか,専門家のサポートを借りる形がよいのかなど,5学区の人たちでお話しいただく機会を設けたほうが良いのではないか。やはり地元の力で続けていただくのが一番良いと思う。

 

<座長>
○ いずれにせよ,5学区のみなさんに協力してもらわないと出来ない。
○ 花の市については,にぎわいの中での緑あふれる,中京区のにぎわいづくり新事業ということで検討していきたい。

 

<委員>
○ 地元では,二条城の城下町構想があり,協力したいと考えているが,どう参画出来るのか具体的にまとまっていない。

 

<委員>
○ 二条城築城400年祭は9月13日から11月16日の約2ヶ月間だが,継続されて活用されて行くのか,と言うことで取組方が違ってくると思う。

 

<事務局>
○ 400年祭の取組は今年度限り。ライトアップは,継続する予定である。

 

<座長>
○ 二条城は京都市が管理しているもの。市民のみなさんがにぎわい施設として活用するなど,是非,にぎわいの拠点にと言う願いがある。

 

<委員>
○ 御池通全体の構想という事になると,かなりの広い地域を網羅していくと思う。是非,面として捉えてくれればよい。

 

<座長>
○ 単なる単発のイベントではなくて,定期的に,御池通全般に渡ってにぎわいを創る必要がある。

 

<委員>
○ 二条駅が空地になっており,いろいろな商業施設が入る予定だったが,不景気で民間は誰も出ない状況だが,あの土地が,将来の御池通の西の拠点になるのではないか。
○ 二条駅の近辺の跡地も御池通のにぎわいを出すための大きな起爆剤としての価値があると思う。
○ にぎわいづくりの西の拠点という考え方で,いいものが出来るよう進めてもらいたい。

 

<委員>
○ 今の経済状況では,行政・民間共に体力がなく暗中模索状態。

 

<委員>
○ 銅駝学区にみそそぎ会があり,みそそぎ川の除草や植木の剪定をしていた。ホタルを成育しようと5~6年試行錯誤して,やっと実を結び,今年みそそぎ川に何百という蛍が出た。
○ 持続しようと思ったら,興味のある年輩の方の力が必要だと思う。
○ 御池通も京都市が植栽しても,その後の管理を興味のある年輩者の方がやっていった方がいいのではないか。

 

<委員>
○ 堀川も蛍が生息できる状態をつくっていく事は出来ないのか。

 

<委員>
○ 堀川も再生時には,蛍が生育できる状態に持っていこうという案がある。

 

<委員>
○ 草花の件だが,赤や黄色など,人目を引くような目立つ色がないので,小さな目立つ色の草花を並べれば,華やかさが出ると思う。
○ 中京区の中には,ロータリークラブや,奉仕団体等いくつもの団体がある。そこに声をかけて,お金や人など協力していただくよう申し込んだらどうか。

 

<座長>
○ 植栽に関しては,諸団体の意見を聞くだけではなく,協力を引き出すような形で議論をしていったらいいのではないか。
○ 清掃活動にご協力いただいている団体もあるし,今後,それをどう組織化していくかを議論していきたい。

 

<委員>
○ 6~7年前から,行灯を並べたり,いろいろな行事をやっている。昨年は御池通,新風館,姉小路をつなぐように行灯を並べた。
○ 人に来てもらい地域と関わってもらうという手作りのイベントを行っている。

 

<委員>
○ 地域社会のためにお役に立てることをと基本的に考えている。私が発信できるところは,発信していきたい。

 

<座長>
○ 個別に取り組める場合に関しては,協力していただける方等を紹介していただき,皆の連携とネットワークが進むような形で御池通の協議の場を作ることも大事ではないか。

 

<座長代理>
○ にぎわいを進めると言う点で,京都にはたくさんの大学があるので,いろいろ場を提供すれば,アイデアはもっとあると思う。
○ どこに相談し,どういう風に申請し協議をすれば,イベントが出来るのかということはあまり理解されていない。
○ 御池通には,イベントをする際の空間の使い方が3通りくらいあると思う。
○ 一つ目は広場としての使い方で,京都市役所の前の広場を使用したり,今後で言えば,御池中学校の利用も考えられる。
○ 二つ目は京都祭や祇園祭のように,車を止め御池通全体を使って,何か大きなイベントをする。
○ 御池通は道路整備をした結果,歩道が広い。三つ目は歩道をうまく使えば,歩道を中心に,いろいろなイベントや祭りの雰囲気を出す企画がいろいろ出来ると思う。

 

<座長>
○ 例えば,学生が何かイベントをする場合に,学区だけで5つ,また,商工会議所や沿道の事業者などに相談しに行かないといけないが,窓口的なものがなく,素人の学生がイベントをするのを受け入れる仕組みにはなっていない。
○ 単なる協議の場だけではなくて,向上的につながっていくような組織を作ると,今後,御池通でイベント,あるいはにぎわい活動を誘致してくれるのに非常に役立つのではないか。

 

<委員>
○ 旧龍池小学校だが,普段,あの広場がもっと自由に使えるようになればいいと思う。
○ イベントの際,学生もどこに相談に行っていいのか分からないので,窓口を作ってはどうか。
○ 御池の烏丸の辺りも銀行が結構店舗を構えている。それがコンビニやカフェなどもう少し商業的な形に利用できれば,人の足ももっと流れがスムーズになるような気がする。

 

<事務局>
○ 旧龍池小学校がイベントで使えるかも含めて,次回には報告したい。

 

<座長>
○ にぎわいを意識して跡地利用を考えるという意見がこれだけ明確に出ているので,地元にも説明・理解をもらったうえで,施設のあり方を議論する場を作ることを検討してほしい。
○ 御池通では,通りに面する1階部分を店舗にして欲しいという意見がある。店舗も銀行よりもカフェ,レストラン,花屋,コンビニという意見もある。そういう意見をまとめて,規制や店舗誘致の仕組みのようなものが必要なのではないか。

 

<委員>
○京都自身の文化と姉妹提携をしている都市の文化の紹介を一つの切り口にして,そのつながりを紹介する施設が,御池通のどこかにあったらよいのではないか。

 

<委員>
○ 御池通は5学区にわたっているので,何かをする時には,一体となってやるのが良い。
○ 清掃,植栽の維持管理を含めて,5学区まとまった組織を作っていくのがいいのではないか。そのような話し合いの場を持ちたい。

 

<委員>
○ 御池通を線で考える必要もあると思う。また,前後ゾーンでも考える必要もある。三条までの流れが御池通には何もないので来ない。
○ 花の市は是非やってもらいたい。

 

<座長>
○ 先ほどの意見を踏まえ,5学区で連絡会議のようなもの作ったらどうか。
○ まず,5学区の会長主催という形で話し合いの機会を持っていただき,それを最初のきっかけにして今後まとまって活動していくという方法がいいのではないか。

 

<座長>
○ 参考資料の最後に他都市の事例紹介にある大阪の御堂筋のまちづくりネットワークは,沿道事業者の組織である。
○ 沿道街区の企業や団体のみなさんに集まってもらい,このネットワークが,イベント,オープンカフェをしたり,インテリアデザインの作品展,クリスマスツリーのイルミネーション,ミニコンサートを行っている。場合によってはテナントをどのように集めてくるかの議論している。
○ 主体的に1階部分の店舗を考え,あるいはイベントを進めるような取組を行う組織であると思う。

 

<座長代理>
○ まちづくりの過程というのは大変。いろいろな方々が係わられて,いろいろな方々の権利が絡み合っている状況の中で,行政もいろいろな意見を調整しながら,条例の範囲内で出来ること,出来ないことを判断していく。
○ まちづくりは,くっきりとしたイメージをみんなが持つことで,それに向けてみんながぶつかり合いながらも,いろいろな動きがかみ合っていって,くっきりとしたイメージの方向に近づいていくものなのである。
○ これまでの議論,いろいろな意見をとにかく私なりに整理して,出来るだけくっきりとしたイメージづくりのたたき台になるようなものを提案して,次のステップにしたいと思っている。

 

<座長>
○ 次回までに,先ほど話の出た5学区のみなさんとどういう形で進めるかという事に関して協議をしていく。
○ 店舗誘致等の取組について,商工会議所と意見交換を行い,どういう商業振興ができるかということを協議させていただく。
○ 20代後半から30代くらいの意見を取り入れるということで,新風館や,リーフというタウン紙の編集者に話を聞いたり,若手商業者の方たちとの懇談の機会を持つことも検討中である。
○ 今までの議論等を取りまとめ,次回協議会の場で一定の方向性をお示ししたい。

 

<事務局>閉会の挨拶

 

(閉会)

 

<傍聴者の意見>
○ 沿道住民に緑に関する協力を求められているが,沿道はほとんどビル,会社による清掃で手一杯ではないか?

以上

お問い合わせ先

京都市 都市計画局まち再生・創造推進室

電話:075-222-3503

ファックス:075-222-3478

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