春の火災予防運動中の取組~山科消防署
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2023年6月16日
春の火災予防運動中の取組~山科消防署
合同消防訓練~ラクトB棟(3月3日)
3月3日(火曜日),山科駅前のラクトB棟において,自衛消防隊の皆さんと合同消防訓練を実施しました。
自衛消防隊による通報・初期消火・避難誘導の各訓練に続いて,山科消防隊の消防隊が出動しました。4階で逃げ遅れていた人を大型はしご車で救出した後,隊員がロープを使って壁面を緊急脱出。このタイミングで京都市消防航空隊の「ひえい号」が上空に到着し,地上の指揮隊に必要な情報を伝えました。
この訓練では,山科消防署の指揮隊車,大型はしご車,水槽車及びポンプ車の活動スペースを確保するため,山科警察署と付近の皆様方の御協力・御理解を得て,ラクトB棟前の外環状線を片側相互通行にさせていただき,山科消防団安朱分団が歩道などの安全管理を実施しました。
通りがかった人々も,最初は何事が起ったのかと驚いた顔をされていましたが,次々に繰り広げられる様々な訓練に感嘆の声を上げておられました。
自衛消防隊の訓練

火災発見

通報訓練

初期消火訓練

初期消火訓練

避難誘導訓練
消防隊の訓練

消防隊出動

大型はしご車到着

大型はしご車伸てい

逃げ遅れた人を救出

壁面降下で緊急脱出

消防航空隊が上空に到着

水槽車から放水銃による放水
火災報知機リフレッシュ式(3月5日)
山科消防署のガレージ前に設置されている火災報知機のリフレッシュ式を実施しました。
火災報知機というのは,火災の発生を早く知らせるため火災を発見した人が報知機のボタンを押すと消防機関に通報されるもので,昭和26年から街角や文化財社寺などで設置が始まり,最多時には370基が存在していたとのことです。電話が普及したことから,昭和48年6月1日に運用が停止され役割を終えました。
現在山科消防署に設置されている火災報知機は,元々は勧修寺境内地に設置されていたものを勧修寺様から御寄贈いただいたもので,報知機としての機能はありませんが,大切な「歴史遺産」です。
設置から年月が経過し,風雨による錆や劣化が目立つようになり,又同じ場所に設置されている説明板も黒ずんで字が読めなくなっていたことから,署員の発案によってリフレッシュすることになったものです。本体は署員が錆を落として色を塗り直し,更に赤色灯を新調したことで,見違えるように鮮やかさを取り戻しました。説明板は,山科区自主防災会連絡会の会長様が木材をリフレッシュしてくださり,説明文は書道家の消防局OBに書いていただきました。
リフレッシュ式では,整列した署員の前で説明板の建植式を行った後,記念撮影を実施しました。署員一同は「火災を早く見つけて通報し,早く消す」という消防の大原則を区民の皆様に訴えるシンボルとして火災報知機をリフレッシュできたことを喜び合い,火災のない山科区を目指す決意を新たにしました。

色鮮やかによみがえった火災報知機

きれいになった説明板

整列した署員

署長挨拶

説明板を建植



記念撮影
街頭広報~JR山科駅前(3月6日)




防火キャラバン隊が訪問




お問い合わせ先
京都市 消防局山科消防署
電話:075-592-9755
ファックス:075-591-1999