11月14日（金曜日）「旧七夕会池坊全国華道展」を観覧しました。

　11月14日（金曜日）、池坊専好様からご案内をいただいておりました「旧七夕会池坊全国華道展」を観覧しました。

　昨年も寄せて頂きましたが、全国から950もの作品が出展され、池坊会館と大丸京都店では、それぞれ趣の違う作品を見ることができました。

　専門家ではありませんので、感じたままを感想として記載させていただきます。

　池坊会館は、家元道場と会館での展示を拝見しました。道場内は、秋色に染まった感じで、大きな作品で迫力があり圧倒されていました。そんな中、お家元の作品は、昨年も感じたのですが「凛」としていてお上品な雰囲気を感じました。次期お家元の専好様の作品は、それぞれの花材の線が美しく調和しており、心が穏やかになりました。また、池坊会館では、1作品ずつ講評がされており、お花のことが分からない私には参考になりました。

　大丸京都店の作品は、大きな作品や洋風な感じのものやアーティスティックな作品で、昨年に引き続き、華道の色々な表現を見ることができ興味深かったです。お家元の作品は、背景が黄色で大きな古木（桜）を中心に生命の力強さみたいなものを感じました。専好様の作品は、綿と赤い糸で「つながり」を表現されており、離れたところから見ると豪華な感じがしましたが、近くで見ると綿の柔らかさに温かみを感じるように思いました。

　実は、当日の午前中、何か自分の思うようにいかず、イライラして落ち着かない状態だったんです。花展に寄せて頂き、お花を見るうちに心癒される時間となりました。有難うございました。

　皆様のますますのご活躍を祈念しております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北区長　　川妻　聖枝