京都市の地球温暖化対策の概要
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2021年7月6日
京都市では,日本で初めて温室効果ガス削減目標を明記した「京都市地球温暖化対策条例」を策定しました。条例では,地球温暖化対策の目的や,削減目標,市民・事業者の皆様に取り組んでいただきたいことなどを定めています。
また,削減目標を確実に達成するため,地球温暖化対策を総合的にかつ計画的に推進するための行動計画として具体的な取組を明示した「京都市地球温暖化対策計画〈2021‐2030〉」を策定しています。
計画に記載している主な施策・取組や,本市が推進する取組は,以下の各項目のとおりです。
「原子力発電に依存しない持続可能なエネルギー社会」を実現するため,「京都市エネルギー政策推進のための戦略」の推進をはじめ,関西電力株式会社に対する株主提案,指定都市自然エネルギー協議会(会長:京都市長)における国への政策提言などを行っています。
〇再エネをつかう・再エネをつくる・省エネ
「2050年CO2排出量正味ゼロ」という目標の達成に向け,徹底的な省エネの推進と再生可能エネルギーの飛躍的な普及拡大を図っています。
市民や事業者のみなさまへの支援制度や京都市の取組等について紹介しています。
「再エネをつかう」について,詳しくはこちら
「再エネをつくる」について,詳しくはこちら
「省エネ」について,詳しくはこちら
「DO YOU KYOTO?」は,京都議定書にちなみ,京都から世界に向けて発信する「環境にいいことしていますか?」という意味の合言葉です。地球温暖化対策室では,市民の皆様とともに,公共交通の利用促進や省エネなどの環境にやさしい取組を推進しています。
大規模排出事業者(特定事業者)における経済活動の脱炭素化を促進するため,京都市地球温暖化対策条例に基づく「事業者排出量削減計画書制度」により,温室効果ガスの排出量削減に取り組んでいただいています。
また,中小企業等の皆様に,エネルギー管理の専門家を継続的に派遣することで,削減対策の計画や実施について具体的な指導・助言などの更なる削減を促します。
電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、燃料電池自動車(FCV)など環境に優しい次世代自動車の普及拡大に向けた取組を推進しています。また、環境にやさしい運転方法であるエコドライブの普及拡大に向けた取組も促進しています。
さらに、市内の自動車運送事業者様向けに京都市運送事業者向け車両の脱炭素化モデル支援事業の補助制度を設けています。
京都議定書誕生の地である京都市は,平成8年9月から,「イクレイ-持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会(ICLEI-Local Governments for Sustainability)」に加盟しており,国内外の自治体との連携を積極的に図っています。また,「国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)」をはじめとする国際会議にも積極的に参加し,京都市から地球温暖化対策の模範となる取組を世界に発信し,世界の自治体と連携・協力しながら地球規模での温暖化対策の推進に取り組んでいます。
京エコロジーセンターは,「地球温暖化防止京都会議(COP3)」を記念して,平成14年に開設された環境学習や環境保全活動の輪を広げるための拠点施設です。市民の皆さんに地球温暖化防止やごみ減量などの環境学習の場とプログラムを提供するとともに,地域で環境保全活動を行う人材の育成に力を入れています。
お問い合わせ先
京都市 環境政策局地球温暖化対策室
電話:075-222-4555
ファックス:075-211-9286