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ワークショップって何?

ページ番号82708

2023年7月10日

work

ワークショップとは

 本来の意味は「作業場」「工房」。

 現代では,参加者が討論・体験・作業などを行いながら,お互いの技能を伸ばす場,といったような意味で使われます。

 近年,住民参加型のまちづくりにおいては,自由に意見を出し合ったり,お互いの理解を深めたり,参加者の合意を得たりするために有効な技法として活用されています。

 まちづくりのワークショップは,「地域内の危険箇所の確認」や「地域のいいところを見つけ出す」といったテーマで開催され,参加者がまちを歩きながら課題などを発見し,共有する「まち歩き」や,5~7人の小グループ制による,参加者一人ひとりが発言しやすく,意見が反映されやすいプログラムなどが用いられます。

 

ワークショップ4つのルール

 ワークショップでは,プログラムに応じて,いくつかのルールを決めることがあります。

 テーブルや模造紙を囲み,話し合いをメインに行うワーク(作業)の際には,以下のような4つのルールについてお話ししています。

 ワークショップがどんなものか分かって頂くためにご紹介します。

ワークショップ4つのルール

1. 相手の意見を尊重する

 ワークショップの基本として,「I’m OK, You’re OK!」という精神を大切にしています。

 直訳すると「私もOK,あなたもOK!」という意味ですが,大切なのは,自分や相手の考えや感じ方を尊重するということです。

 ワークショップの利点は,参加者の意見や感じたことを反映しながら,一人で考えるよりもより豊かな結論に向かうことができることです。一方的な伝達や発表ではなく,自由な発想や対話による相互作用を大切にします。

 つまりひとつの「正解」を求めるわけではないので,「私もOK,あなたもOK!」なのです。

 

2. 思いつきをドンドン声に出そう

 ワークショップでは,自由な発想や相互作用が欠かせません。

 前述したように,一つの正解に向かって話し合うのではなく,みんながドンドン意見を言い合うことで,最初はあやふやだったイメージがだんだんと形を表してきます。

 それに,ドンドン声に出して話していると,頭の回転も上がりますし,ちょっと普段なら言いにくいことも言えたりします。

 

3. 人の意見へのあいのり大歓迎

 大きな会議室のシーンとした空気の中で発言するのは誰だって緊張しますよね。ワークショップの中でも,「人前で発言するのは苦手」という方もいらっしゃると思います。

 そんな時は,「私もそう思う」って言ってみましょう。それだって立派な意思表明です。

 そして,同意されると人は嬉しくなり,また発言したくなったりします。つまり,意思表明もできるし,場も盛り上げられます。その上,「それならこんな視点もあるんじゃない」なんて,新たな意見も生まれるかも。

 発言が難しいなら相づちを打ってみましょう。それだって充分,相手に肯定を与えられるんですよ。

 

4. 発言はできるだけ短く,一回につき一つだけ

 ワークショップを自由で楽しく,相互作用を生む場にするためには,いろんな方の発言が欠かせません。でも,一人の方が長く話をしていると,他の方に発言の機会がまわらなくなってしまいます。

 また,ワークショップなどの場で,人が集中して他人の話を聞けるのは1,2分くらいでしょうか。そうすると,せっかく大切なことを話していてもみんなの記憶に残りません。 そして,一度に多くのテーマについて話されると,聞いている方も頭が混乱してきます。

 みんなが自分の意見を話せる機会を持てるよう,発言はできるだけ短く,一つずつ。

お問い合わせ先

京都市 文化市民局地域自治推進室地域づくり推進担当

電話:075-222-3049

ファックス:075-222-3042

メールアドレス:[email protected]

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