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京都市消防局

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平成27年4月号 わが社の防火防災自慢

ページ番号179469

2015年4月1日



 2005年(平成17年)1月、医療・介護・福祉の知識を結集し、学際的視野に立って高齢者介護に貢献するために、介護老人保健施設「がくさい」は設立されました。

 「がくさい」には、利用者の医学的管理を行う“医師”、医師と協力して利用者の医学的管理を行う“看護師”、専門的なリハビリを提供する“理学療法士や作業療法士”、栄養状態の維持・向上のため食事に関する全てをコーディネートする“管理栄養士”、そして利用者の日常的なケアや専門的なケアを行う“介護福祉士”等の多職種がいます。

 「がくさい」では、各種の専門職がその専門性を発揮し、全体が一つのチームとなって、介護を必要とする高齢者の自立支援を目指したケアサービスを提供しています。



1 年2回、北消防署の協力をいただきながら、消防計画に基づき、消火・通報及び避難の総合的な訓練を実施し、防火防災の意識向上を図っています。火災発生時は時間との勝負になりますので、初期消火方法、通報等の情報伝達方法、独歩利用・車椅子利用者・歩行不可能利用者の効率の良い誘導方法に重点を置き、発生時の初期判断・行動が適切であったかの振返りを行い、次に生かしています。また、地域との連携を図るべく、鷹峯分団及び鷹峯学区自主防災会の皆さまの御指導もいただき実施しています。

2 毎年、心肺蘇生やAEDの取扱いに関する勉強会を行っています。私たちの施設には医師も看護師もおりますが、災害時には全職員が一丸となって救命処置を行う必要があるため,胸骨圧迫や人工呼吸など心肺蘇生法について習得しています。

3 毎年、京都市シェイクアウト訓練に参加し、防災意識を高めています。緊急地震速報受信後の数秒間に取るべき対応が生死を分けることを職員が認識し、利用者への声掛けの訓練を行っています。

4 毎年、新入職員を対象に防火・防災教育を実施しています。過去にあった介護施設での火災では、居室内に濃煙が充満して死に至ること、優れた防火設備が整っていても不幸な偶然が重なれば大惨事へとつながることを指導し、防火への意識を高めています。

5 毎年、メンバーを変えて北自衛消防隊訓練大会の消火器操法訓練の種目に参加させていただき初期消火活動を習得しています。2012年(平成24年)の訓練大会では優良な事業所として表彰をいただきました。

6 秋季全国火災予防運動時に北消防署の担当者を迎えて、在宅の利用者向けの防火意識向上のための講習会を実施いたしました。

7 毎年、鷹峯学区総合防災訓練に参加させていただき、要救助者の移送手段として使用していただくため、車椅子の取扱方法について指導させていただいています。地域住民の皆さまに実際に車椅子を操作していただき、使用方法について説明させていただいています。また、この訓練をきっかけに町内単位で開催される防災訓練にもお声を掛けていただき、車椅子の取扱いについて指導させていただくようになりました。

8 2012年(平成24年)に京都市と福祉避難所の協定を交わし、福祉避難所運営の取組や備蓄等(3日分)を行っています。



 高齢化が急速に進む今日では、2025年(平成37年)を目途に、高齢者が住み慣れた地域で人生の最後まで自分らしい暮らしを続けられるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援を切れ目なく提供できる地域包括ケアシステムの構築が進められており、これにより介護サービスにとっての地域連携の重要性は更に高まりました。以前より地域に根差した施設運営を図ってまいりましたが、今後とも「がくさい」の役割を介護保険制度上の機能に限定せず社会的資源として資するよう努めてまいります。


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