平成27年4月号 Web版移行特別企画記事
ページ番号178257
2015年4月1日
消防機関誌を発行している7都市合同で,防火衣を紹介しましょうという企画で,様々な防火衣の写真が集まりましたので紹介します。
写真を見ていますと,様々な形や色の防火衣がありますが,その性能規格は国際的な基準としてISO(国際標準化機構)のISO11613(1999年12月15日成立)により示さています。ISO基準には,燃焼性,熱伝達,耐熱性,引張・引烈強度,撥水度など19項目に及ぶ防護性能が定められていますが,活動性を重視した「欧州基準」と,素肌の上に着用しても隊員を守れる「米国基準」の2つの基準があり,どちらかを選択できるものとなっています。当局では,活動性などを考慮した結果,「欧州基準」を最低基準として設定しています。
また,日本ではこの国際基準の規格を踏まえて,消防庁が「消防隊員用個人防火装備に係るガイドライン」を作成し,各消防本部がこのガイドラインの安全基準に基づいた防火衣を運用しています。
各消防本部の防火衣を見ますと,耐火・耐熱性に加え,快適性,活動性も両立させるため,基準の下で様々な工夫が凝らされています。

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