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【令和6年度】京都市新型コロナワクチン接種について

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2024年12月24日


お知らせ

 令和6年度からは予防接種法上のB類疾病に位置付けられ、重症化予防を目的に、65歳以上の方等に実施している季節性のインフルエンザ予防接種と同様の「定期接種」として実施しています。

 定期接種の対象とならない方や定期接種期間外に接種を希望される方は、「任意接種」として全額自費で接種を受けることができます。

 任意接種を希望される場合は、身近な医療機関等にご自身で直接ご相談ください。接種費用や取扱ワクチンは医療機関により異なりますので、予約の際に医療機関にご確認ください。

 ※ 新型コロナワクチンの特例臨時接種(無料接種)は、令和6年3月31日で終了しました。

 ※ 令和5年度までに自治体が発送した接種券は使用できません。

ページ内目次

定期接種

定期接種の概要は次のとおりです。

追加情報等があれば、こちらのホームページでお知らせします。

接種期間

令和6年10月15日火曜日から令和7年1月31日金曜日まで

※接種期間外に接種する場合は、任意接種として全額自己負担で接種可能です。医療機関に直接ご相談ください。

接種対象者

(1)  接種日現在、65歳以上の方

(2)  接種日現在、60歳から64歳までの一定の基礎疾患()を有する方

心臓、腎臓又は呼吸器の機能に障害があり身の回りの生活が極度に制限される方や、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり日常生活がほとんど不可能な方。インフルエンザワクチンの定期接種の対象者と同じです。

 具体的には、「予防接種法の一部を改正する法律等の施行について外部サイトへリンクします(厚生労働省HP)」の「第二 定期の予防接種 1 対象者(1)インフルエンザ」に示されています。ご自身が接種対象者に該当するかどうかは、かかりつけ医等、医療機関にご相談ください。

【注】定期接種においては、京都市による接種券送付は行いません。

接種料金(医療機関で支払う金額)

料金区分
区分(接種日時点の状況) 自己負担額 手続
75歳以上 2,000円 不要
65歳~74歳 ※接種対象者(2)もこの区分に該当 3,000円
生活保護受給者 ※対象者のみ 無料 事前に区役所・支所保健福祉センターで「受給証明書」を取得のうえ、接種医療機関への提出が必要。
中国残留邦人等支援給付受給者 ※対象者のみ 無料

接種回数

接種期間中に1人1回

※ 接種に使用するワクチンは医療機関によって異なりますので、予約時にご確認ください。

※ 接種期間中に2回目の接種を受ける場合は任意接種となり、全額自己負担になります。

接種場所

京都市予防接種協力医療機関

※一部の医療機関は、通常診療に支障のないよう、かかりつけ患者に接種を限定されることがあります。また、ワクチンの供給状況等により、医療機関によって、一時的に接種を停止される場合があります。

※集団接種会場はありません。

  • 予防接種協力医療機関リスト外部サイトへリンクします

    スマートフォンでご覧いただく場合、横画面表示にするとより見やすくご確認いただけます。 リストの情報は随時更新します。

令和6年度の定期接種で使用するワクチンの種類

mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン (ファイザー社、モデルナ社、第一三共社のワクチン)

 これまで我が国において使用されていたワクチン(不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン、ペプチドワクチン)はウイルスの一部のタンパク質を人体に投与し、それに対して免疫が出来る仕組みでした。

 mRNAワクチンは、ウイルスのタンパク質をつくるもとになる遺伝情報の一部を注射します。人の身体の中で、この情報をもとに、ウイルスのタンパク質の一部が作られ、それに対する抗体などができることで、ウイルスに対する免疫ができます。

 新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチンは、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだワクチンです。このワクチンを接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAをもとに、細胞内でスパイクタンパク質が産生され、そのスパイクタンパク質に対する中和抗体産生や細胞性免疫応答が誘導されることで、新型コロナウイルスによる感染症の予防ができると考えられています。

レプリコンワクチン (Meiji Seika ファルマ社のワクチン)

 レプリコンワクチンはmRNAワクチンの一つですが、接種されたmRNAが細胞内で一時的に複製されるように設計されていることから、既存のmRNAワクチンに比べてウイルスのタンパク質が作られる時間が長いという特徴があります。このため、既存のmRNAワクチンよりも強く免疫が誘導され、抗体の持続期間が長いことが確認されています。

 なお、レプリコンワクチン接種後の細胞内におけるmRNAの増幅は一時的なものであり、無限にウイルスのタンパク質が作られることはありません。

 また、現在、色々な国で、新型コロナワクチンのレプリコンワクチンを含め、様々な疾患を対象としたレプリコンワクチンの開発が進められていますが、これまでに、レプリコンワクチンを受けた方から他の方にワクチンの成分が伝播するという科学的知見はありません。

 薬事承認にあたっては、動物試験や臨床試験の結果に基づいて安全性が審査され、既存のmRNAワクチンと比較し、安全性に大きな差異がないことが確認されています。さらに、薬事承認で得られた有効性・安全性の知見を踏まえて審議会(厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会)で評価し、定期接種において使用できることとされました。

 (参考資料)

  PMDAの審査報告書外部サイトへリンクします(Meiji Seika ファルマ社のオミクロン株対応1価ワクチン(JN.1))

  PMDAの審査報告書外部サイトへリンクします(Meiji Seika ファルマ社の従来株対応ワクチン)

  令和6年度の定期接種で使用するワクチンと実施期間について外部サイトへリンクします(第58回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料 P17~P21、P29~30)

  レプリコンワクチンに関するQ&A外部サイトへリンクします(令和6年度第2回予防接種に関する自治体向け説明会 参考資料)

組換えタンパクワクチン (武田薬品工業社のワクチン)

 新型コロナウイルス感染症に対する組換えタンパクワクチンは、新型コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質の遺伝子をもとに作られた組換えタンパク質をナノ粒子化した製剤で、免疫の活性化を促進するためのアジュバントが添加されています。本ワクチンの接種により組換えスパイクタンパク質がヒトの細胞内に取り込まれると、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、新型コロナウイルスによる感染症の予防ができると考えられています。また、組換えタンパクワクチンは不活化ワクチンの一種であり、日本においても、B型肝炎ウイルスワクチンなど、他のワクチンでの使用実績があります。

5社のワクチンの被接種者向けガイド、医療従事者向けRMP資材、被接種者向けRMP資材等の掲載ホームページ(出典:独立行政法人医薬品医療機器総合機構)

新型コロナワクチンQ&A(厚生労働省作成)

特例臨時接種(令和5年度以前の接種)関連情報

新型コロナワクチンの有効性・安全性について

有効性の評価について

 新型コロナワクチンについては、有効性や安全性が確認された上で薬事承認されており、さらに、国内外で実施された研究などにより、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の入院や死亡等の重症化等を予防する重症化予防効果が認められたと報告されています。

 2023/24シーズン(令和5年秋冬の接種)において用いられたオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1系統)の効果として、新型コロナウイルス感染症による入院を約40~70%程度予防した等の報告が国内外でなされています。(令和6年7月時点)

【国内の報告】
・60歳以上における入院予防効果が44.7%。(1)
【海外の報告】
・60歳以上における入院予防効果が70.7%、ICU入室予防効果が73.3%。(2)
・18歳以上における入院予防効果が62%、救急受診予防効果58%。(3)
・65歳以上における入院予防効果は接種7ー59日後で54%、接種60ー119日後で50%。(4)
※いずれもオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1系統)を接種していない方との比較

(1)VERSUS Study 第11報(2024)外部サイトへリンクします
(2)Euro Surveill. 2024;29(1)外部サイトへリンクします
(3)JAMA Intern Med. 2024;e241640.外部サイトへリンクします
(4)MMWR. 2024;73:180-188L外部サイトへリンクします


 また、非臨床試験において、追加接種(4回目接種)として、XBB.1.5対応ワクチンを投与したマウスでは、投与の1か月後にオミクロン株XBB系統(XBB.1.5、XBB.1.16、XBB.1.16.1、XBB.2.3、EG.5.1)に対して中和抗体の誘導が認められました。

  出典:薬事・食品衛生審議会提出資料

 この試験での中和抗体価のデータに加えて、これまでの2価ワクチンに対する知見を踏まえて、XBB.1.5対応ワクチンにはオミクロン株XBB系統への有効性が期待できると考えられます。

安全性の評価について

 厚生労働省において、接種後に生じうる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集しています。 

 ワクチンと関係があるか、偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されます。

 収集された報告は、厚生労働省の審議会で専門家による評価が行われます。厚生労働省では、こうした結果を公表するなどして、安全性に関する情報提供などを行っています。

 ・厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会外部サイトへリンクします

 ・薬事・食品衛生審議会 医薬品等安全対策部会 医薬品安全対策調査会外部サイトへリンクします 


 ファイザー社、モデルナ社、第一三共社のXBB.1.5対応ワクチンについて、各年齢において、下表のような副反応が報告されています。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。

 また、頻度は不明ですが、重大な副反応としてショック、アナフィラキシー、心筋炎、心膜炎が知られています。

症状
発現割合 ファイザー社
コミナティ筋注
生後6か月~4歳
ファイザー社
コミナティ筋注
5~11歳
ファイザー社
コミナティ筋注
12歳以上
モデルナ社
スパイクバックス筋注
生後6か月以上
第一三共社
ダイチロナ筋注
12歳以上
50%以上 易刺激性(※1) 疼痛(※2)、疲労 疼痛(※2)、頭痛、疲労 疼痛(※2)、頭痛、疲労、易刺激性・泣き(※1、注) 疼痛(※2)、倦怠感
5~50%
未満
疼痛(※2)、発赤・紅斑、腫脹(※3)、傾眠(※4)、頭痛、食欲減退、下痢、嘔吐、筋肉痛、疲労、発熱、悪寒 発赤・紅斑、腫脹(※3)、頭痛、下痢、筋肉痛、関節痛、悪寒、発熱 腫脹(※3)、発赤・紅斑、下痢、筋肉痛、関節痛、リンパ節症、悪寒、発熱 傾眠(※4、注)、食欲減退(注)、腫脹・硬結(※5)、発赤・紅斑、悪心・嘔吐、筋肉痛、関節痛、リンパ節症(※6)、悪寒、発熱 熱感、腫脹(※3)、紅斑、そう痒感、硬結、頭痛、筋肉痛、発熱、遅発性反応(※8)、リンパ節症(※6)、発疹、腋窩痛
1~5%
未満
関節痛 嘔吐   遅発正反応(疼痛・腫脹・紅斑等)(※7)

注:生後6か月~5歳のみ

(※1)易刺激性:機嫌が悪い (※2)疼痛:注射部位の痛み (※3)腫脹:注射部位の腫れ (※4)傾眠:眠たくなる様子 (※5)腫脹・硬結:注射部位の腫れ、固くなること (※6)リンパ節症:注射部位と同じ側の肢の腫れや痛み (※7)遅発性反応:接種後7日目以降の痛みや腫れなど (※8)遅発性反応:接種後7日目以降に現れる紅斑、腫脹、そう痒感、熱感、硬結、疼痛

  出典:添付文書(コミナティ筋注6ヵ月~4歳用、コミナティ筋注5~11歳用、コミナティRTU筋注、スパイクバックス筋注(1価:オミクロン株XBB.1.5)、ダイチロナ筋注(XBB.1.5))


 ファイザー社、モデルナ社、第一三共社、Meiji Seika ファルマ社、武田社のJN.1対応ワクチンについて、下表のような副反応が報告されています。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。

 また、頻度は不明ですが、重大な副反応としてショック、アナフィラキシー、心筋炎、心膜炎が知られています。

症状

種類

mRNA

組み換えタンパク

発現

割合

ファイザー社

コミナティ筋注シリンジ

モデルナ社

スパイクバックス筋注

第一三共社

ダイチロナ筋注

Meiji Seika ファルマ社

コスタイベ筋注用

武田薬品工業社

ヌバキソビッド筋注

50%

以上

疼痛(※1)、頭痛、疲労

疼痛(※1)、頭痛、疲労

疼痛(※1)、倦怠感

圧痛、疼痛(※1)

圧痛、疼痛(※1)、頭痛、筋肉痛、疲労

5~

50%

未満

腫脹(※2)、発赤・紅斑、下痢、筋肉痛、関節痛、リンパ節症(※4)、悪寒、発熱

腫脹・硬結(※3)、発赤・紅斑、傾眠、悪心・嘔吐、筋肉痛、関節痛、リンパ節症(※4)、悪寒、発熱

熱感、腫脹(※2)、紅斑、そう痒感、硬結、頭痛、筋肉痛、発熱、遅発性反応(紅斑、腫脹、そう痒感、熱感、硬結、疼痛)(※5)、リンパ節症(※4)、発疹、腋窩痛

腫脹(※2)、硬結、紅斑、頭痛、めまい、筋肉痛、関節痛、倦怠感、悪寒、発熱、そう痒感、下痢、悪心、嘔吐

悪心・嘔吐、関節痛、倦怠感、発赤・紅斑、腫脹・硬結(※3)、発熱、四肢痛

1~

5%

未満

嘔吐

遅発性反応(疼痛、腫脹、紅斑等)(※5)

悪心・嘔吐、関節痛、倦怠感、発赤・紅斑、腫脹・硬結(※3)、発熱、四肢痛

(※1)疼痛:注射部位の痛み (※2)腫脹:注射部位の腫れ (※3)腫脹・硬結:注射部位の腫れ、硬くなること (※4)リンパ節症:注射部位と同じ側の腋窩の腫脹又は圧痛 (※5)遅発性反応:接種後7日目以降にあらわれることがある

  出典:JN.1対応ワクチン添付文書(コミナティ筋注シリンジ12歳以上用、スパイクバックス筋注、ダイチロナ筋注、コスタイベ筋注用、ヌバキソビッド筋注)

その他関連情報

お問合せ先

本市の接種に関するお問合せ

京都市高齢者新型コロナワクチン等定期接種コールセンター

(インフルエンザワクチンに関してもお問合せいただけます。)

  • TEL:050-3358-5227
  • FAX:050-8893-2761
  • 開設期間:令和6年9月24日火曜日から令和7年1月31日金曜日まで
  • 受付時間:月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで
  • 休業日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始(令和6年12月28日から令和7年1月5日まで)

副反応等の専門的な相談

<京都府予防接種相談センター>(京都府)

  • 電話番号 075-811-9150
  • 実施曜日 月曜日、木曜日、金曜日(休館日・祝日を除く)
  • 受付時間 午前9時から午後5時

 ※詳細はこちら外部サイトへリンクします

コロナワクチン施策の在り方等に関するお問合せ

<厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口>(国) 

  • 電話番号 0120-469-283(フリーダイヤル)
  • 受付時間 午前9時から午後5時(※土日祝日、年末年始を除く)

     (注)聴覚に障害のある方は、一般財団法人全日本ろうあ連盟ホームページ外部サイトへリンクしますをご覧ください。


    【厚生労働省ホームページ】新型コロナワクチンについて外部サイトへリンクします

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