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平成30年度_京町家の意匠形態に合う木製防火雨戸を研究開発しました!

ページ番号274075

2020年9月18日

京町家の意匠形態に合う木製防火雨戸を研究開発しました!

背景

 京町家の9割は、準防火地域等に存在し、外壁の開口部にアルミサッシ等の防火設備の設置が要求されますが、現在認められている告示及び認定仕様の防火設備では、建具の厚みが大きく、京町家の意匠形態が保存できない、木材のみで作ることができず、重くて操作性が低い等の課題がありました。

 そこで、京町家の意匠の保存・復原等が可能となるように、京町家の意匠形態に合う木製防火雨戸の燃焼実験を行い、必要な性能が確保できる仕様について、研究開発を実施しました。


燃焼実験時の様子

包括同意基準上の位置付け

 外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に、延焼防止性能※を有するものとして京都市長が認めるものを設ける場合についても、包括同意基準の対象として位置付けました。これによって、京町家の伝統的な木製建具を保存しながら防火性能を高めることが可能となります。

※ 建築物の周囲において発生する通常の火災における火炎を20分間遮ることができる性能のことをいいます。

〈京都市長が認める木製防火雨戸の主な仕様〉

〇開口部の高さ 1,820mm以下

〇框の厚さ 36mm以上

〇鏡板の厚さ 30mm以上


〈木製防火雨戸のメリット〉

〇木製防火雨戸は戸袋内に収納することで、既存の木製建具の意匠を保存できます。

〇非常時に木製防火雨戸を閉鎖することで、延焼防止性能を確保することができます。

〇木製の防火雨戸であるため、告示仕様の防火雨戸より製作が容易です。

参考

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