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第6回御池通沿道のマップづくりワークショップの記録

ページ番号4889

2010年11月19日

 

日  時:平成17年6月30日(木)19時~21時
場  所:元龍池小学校1階会議室
参加者数:計31人(市民 17人,スタッフ 9人,オブザーバー5人)

 

内容:

1 開会のあいさつ(都市づくり推進課:山本課長)

・ みなさんこんばんは。今日で6回目のワークショップになります。半年前の寒い時期に始め,まちあるきなどもしてきましたが,ようやくこうしてマップが形になってきました。
・ 今回を最後のワークショップとして,テーブルの上にあるマップの案を仕上げていただきたいと思っています。
・ 用意したマップは他の班の分も含めて3枚あります。3枚を一つのものとしてまとめて情報発信しようというご意見がありましたので用意しました。
・ 担当の班のマップを仕上げると同時に他の班のマップとの統一性も考えてください。
・ また,子どもたちや地域の方にも情報発信できるものとしても考えていただきたいと思います。細かい字が多いけれど,お年寄りや子どもが見ても大丈夫かとか,そういう観点でも見ていただければと思います。
・ ワークショップでの案としてマップを仕上げますが,今後,町内の方や沿道の企業の方にも見ていただいてご意見をお聞きしていきたいと思っています。

 

2 マップ案の説明(コンサルタント)

・ お手元に各班の3種類のマップを用意しました。表と裏をあわせて6枚あります。1部はジャバラに折ったものがありますので,折り方の参考に見てください。
・ 表紙やタイトル部分を班によって色分けして表現しています。1班は赤,2班は緑,3班は青になっています。
・ 表紙のついている面の情報は各班でほぼ共通になっています。
・ 表紙の下の部分はマップづくりワークショップをどういうふうにやってきたかということや3つの班それぞれのテーマを説明しています。
・ 表紙のある面を開いた左端の部分は独立した情報で,全班に共通で御池通の歴史や強制疎開の歴史,協議会で考えてきたこと等を入れています。
・ 真ん中の部分は,「町名の由来」を3つの班の共通テーマとしてとりあげました。基本的には押小路通から姉小路通を含む町名をとりあげています。学区全体となると範囲が広くなるので,通りにかかっている町だけを整理しました。
・ 表紙がついている方を仮に「表」と呼びますが,「裏」は裏面というより,むしろ皆さんの意見が反映されている,メインの情報になります。
・ こちらは,各班でテーマが違うので,そのテーマに沿った情報になっています。上の方に「今の様子」として,まちあるきをしたときの情報などを載せています。下の方に「昔の様子」として,調べられた情報を載せており,班によっては右の方にさらに詳しい情報が載っているものもあります。
・ 「昔の様子」は,地域の方にお話を聞かれたり,ワークショップで話された内容です。1,2班は戦前の情報を中心に調べられたと思いますが,3班の場合は「昔」といっても戦前に限らず,時代がもう少しさかのぼっていると思います。
・ 右側の部分で,1班はまちあるきのことと,戦前の話をふくらませましたので,それに関係する史跡などを紹介しています。2班では,史跡や水の情報などをテーマに沿ったものを紹介しています。3班は地域のまつりや神泉苑のことなどを紹介しています。
・ 左側に地図をメインに載せて,補足する情報は右の方に乗せるという構成になっています。
・ 各班の「今の様子」は,3班とも同じ縮尺でつくっていますので,他の班の地図と折ってつながるように寸法等をあわせています。
・ もっとこういう内容をのせたらどうかとか,これはいらないとか,こうすれば見やすくなるということを議論していただきたいと思います。

 

第6回マップづくりワークショップのようす

 

3 グループ作業


 

4 各班からの発表

<1班:鴨川~烏丸>
・ 町名の由来は,字が細かく説明も分かりにくいです。
・ 例えば,「京雀」「京町鑑」などの出典が書いてありますが,それはいつのもので誰が書いたものなのか等,注釈が必要だと思います。
・ 字が小さいのですが,これぐらいの情報を載せるなら限度だと思うので,文章を簡略化するのか,もしくは割り切って高齢の方には老眼鏡をかけて見ていただくかどちらかにしなければと思います。
・ 柳池校は日本で最初の小学校という石碑があります。異説もありますが,石碑があるのでどこかに載せたいと思います。
・ 木屋町界わいに蛍がいるとか,そういうこともゆとりがあれば載せたいです。
・ とはいえ,3つの班で共有できるものを最優先に載せていきたいと思いますので,他の班と調整していけば良いと思いますし,これに固執するものではありません。

 

<2班:烏丸~堀川>
・ 1班の方がおっしゃったように字が小さいというのは同意見です。
・ 写真を小さくして,図の比率を伸ばすと少し字が大きくなるのではと思います。
・ 表紙の下にワークショップの写真がありますが,いらないと思います。同じく,表の左端に協議会の写真がありますが,これもとってかわりに地図を大きくしてほしいです。
・ 表紙に3つの写真がありますが,細長くて分かりにくいので,それぞれの班の特色ある写真を1つだけにしてもいいのではないでしょうか。表紙の下をひっくり返せば3つのマップがあることは分かると思います。
・ 裏については,凡例が分かりにくく,位置などをきちんと示してほしいです。
・ 井戸の印はまるに井戸の井になるそうなので,それにしてください。
・ 「昔の様子」の字が小さくて分かりにくいので,右側(老舗などの情報)をなくして長くすると,縦にも伸びるので大きくなると思います。余白に吹き出しや疎開前の写真など,戦前の写真を入れたいと思います。
・ 今の道の幅をこの上に書いて,疎開してどう変化したのかを入れてほしいです。
・ 吹き出しの引き出し線が地図から出ているのですが,その場所を表しているわけではないので,単なる囲いにしてほしいです。
・ 表紙のデザインについて,他の班の意見を聞きたいです。

 

<3班:堀川~千本>
・ 厳しいご意見もちょうだいしましたが,おかげさまですごいつながりができました。ありがとうございました。
・ 「町名の由来」は,小さな字で見にくいことに加え,バックの色が邪魔しているのではということで,この色で枠をとり,内側は網かけをして薄い色にすると分かりやすくなるのではないでしょうか。
・ 3班では,西の壬生の方が,一つの町が広いわりに情報がありません。さらに調べますが,空白の部分にコラムやおもしろいトピックスを書いてはどうかなと話しました。
・ 写真は,例えばお地蔵さんの写真だけ載せるより,地蔵盆の数珠回しの写真を載せるとか,動きのあるものを載せたいと思います。形も四角だけでなく丸とか楕円とかにしてはどうかという意見がありました。
・ もう少し写真を探してくるという宿題が出ています。
・ 裏の右側には,3班では地域のお祭を主体に紹介したいので,神泉苑の御旅所の祭,みこしの祭,祇園祭の後祭,神泉苑の狂言などの祭を紹介したいと思います。
・ また,二条城は隠しておくと当初言っていましたが,世界文化遺産なので,載せたいと思います。二条城と二條陣屋と神泉苑という3つのポイントは載せていこうかと思います。
・ 二条城は知られすぎていますが,住んでいる人には「すごいところに住んでいるなと」思ってもらえると思います。
・ 時代を引き継ぐマップというか,新しく京都人になられた方にとってもすごくいいマップになったのではないかと思います。地域の語り部になるマップかなと思います。
・ 古い地図の上に,新しい情報を載せているので,新旧あわせるとこういうものになるというのが見ていただけると思います。
・ 地図の表裏を印刷したパネルをつくって,歩いている人にも知らせてあげるといいのではという意見も出ていました。
・ 誰に渡すのかということで,地元の人に知ってもらうのが第一です。観光の人は持って帰って終わりになってしまうかもしれませんが,リピーターの方が多いので,そういう方ならいいかもしれません。
・ 近所の小・中学校の子どもたちにPRしようという声もありました。
・ タイトルの案として「今昔」を「オールドアンドニュー」というふうにしてはどうかという意見がありました。
・ 「町名由来」というのがわかりにくいので,子どもにも分かるように「町名には意味がある」というような表現にしてはどうでしょうか。

 

第6回マップづくりワークショップのようす

 

5 表紙について

2班から提案のあった表紙のデザインについて話し合いました。

(提案) 表紙に細長い3つの写真があるのは分かりにくいので,それぞれの班の特色ある写真を1つだけ表示してはどうか。

案1:その区域の写真を大きく表示して,下の方に小さく他の2区域の写真を入れる。
案2:その区域の写真だけをのせる。
その他の意見
・ 祭の写真を共通でのせる。1班:時代祭,2班:祇園祭,3班:神泉苑の祭など
→各区域の特色ある写真であればよい。
・ 何の写真を持ってくるが大切だ。それぞれが何の写真か説明できる人がどれほどいるか。
・ タイトルこれで良いと思う。英語にすると分かりにくい。

 

(司会から)
・ 2つの案が出ましたが,ご意見を参考に,通りの特色あるものを大きく載せるということで,デザインは専門家にも聞きながらまとめたいと思います。

 

6 最後に(司会:岩城課長補佐)

・ 昨年の12月から,今日で6回目ということですが,作業も含めますと膨大な時間をさいていただきありがとうございました。
・ ここでしかつくれない貴重なマップができあがると思います。
・ ご指摘いただきましたように不十分な部分もありまして,補足でみなさんにも資料をお借りすることがあるかもしれませんが,よろしくお願いしたいと思います。
・ 今日のご意見を基に手を加え,ワークショップでの案としてまとめます。あとは町内の方などのご意見をお聞きしながら修正していきたいと思いますので,ワークショップとしてはこれで終了ということにさせていただきたいと思います。
・ なるべく早い機会に成果をおひろめしたいと思います。みなさん本当にありがとうございました。

お問い合わせ先

京都市 都市計画局まち再生・創造推進室

電話:075-222-3503

ファックス:075-222-3478

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