つなぐ・つながるをキーワードにたけにょんが取材に行ってきた!~樫原廃寺跡編~
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2024年8月6日
樫原廃寺跡保存会の木村さんを訪ねて
西京魅力MAPに寄せられた区民のおすすめスポットの中から、つなぐ・つながるをキーワードに、たけにょんが取材に行ってきました。
今回取材させていただいたのは、樫原廃寺跡保存会会長の木村さん。
樫原を代表する歴史・文化的な遺跡である樫原廃寺跡は、昭和42年の発掘調査によってその遺構が明らかになりました。
そうした歴史的な遺産が今もなお美しく保存されている背景には、樫原廃寺跡保存会のご活動がありました。樫原廃寺跡保存会は、母体となる樫原自治連合会が京都市埋蔵文化財研究所と委託契約を結び、年に3回清掃活動を行っています。
今回木村さんには、その活動内容について詳しくお話をお伺いしました。
少しずつ広がった協力の輪
活動規模について
7月、9月及び12月の年に3回、清掃活動をされています。活動の内容は、実施時期に合わせて草刈りや落ち葉拾いなど変わります。夏の時期に行う草刈りは、当日までに地元の農家さんが草刈り機で草を一掃し、当日は、集まった約100名のボランティアの皆さんとその袋詰めを行うそうです。そうして集まった袋は、100~150袋にも及ぶそうです。
100名以上のボランティアを募るために
約100名のボランティアを集めるのは簡単ではなかったと語る木村さん。工夫されたのは、時代の変化に対応しながら常に見直しを行うことだったそうです。木村さんは樫原学区自治連合会の会長も務められており、自治会の加入率促進のために情報発信ツールの電子化に踏み切られました。そうして時代に順応しながら模索され続けた結果、自治会・町内会向けのSNS“いちのいち”の加入者は75名から、わずか2年で230名まで増加し、ボランティアの増加につなげることができたそうです。
木村さんが感じる西京区の魅力は何ですか?
最後に、木村さんが感じる西京区の魅力について尋ねてみました。
「西京区は、魅力ある古い町並みが多いのですが、新しく転入されてきた方など、その存在を知らない方が多いように思います。そういった方のためにも、私たち(樫原学区自治連合会)は“いちのいち”を活用しています。是非、地域とつながりをもつ一つの手段として、自治会・町内会への加入を検討してみてください。」
おわりに
樫原廃寺跡は、年3回の清掃活動のほかに、社会福祉協議会・少年補導委員会・消防分団の皆さんによって、週に複数回見回り・監視が行われています。親しまれる史跡であり続けるために、地域の方々の協力が欠かせません。
協力の輪が広がり、地域の中にさらなるつながりが生まれるよう活動されている木村さんとボランティアの皆さんを、応援しています!
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お問い合わせ先
京都市 西京区役所地域力推進室企画担当
電話:075-381-7158
ファックス:075-381-6135