七瀬川-概要
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2022年3月23日
●七瀬川の改修事業
七瀬川は,京都市南東部の伏見区深草地内の大岩山を水源として東西に流れ,淀川水系一級河川東高瀬川に合流している都市河川であり,東高瀬川合流点から上流へ約2.9kmが一級河川に指定されています。
七瀬川という名称は,七瀬川の川筋に七橋(笹谷橋・谷口橋・谷口西橋・筆坂橋・直違橋・七瀬川橋・蓮心橋)が架けられ,また大岩山の谷口から東高瀬川と合流するまでの間に七瀬があったところから名付けられたと言われています。
七瀬川は,河川幅の狭小さや暗渠部の存在等により治水安全度が各所で低く,浸水被害が度々発生したため,平成4年度から都市基盤河川改修事業として工事を進め,平成20年度に二層式河川の区間が完成しました。
更に治水安全度を高めるため,現在,伏見区深草大亀谷において河川の付替工事を行うとともに,遊水地の整備を実施しています。

東高瀬川合流部より七瀬川流域をのぞむ

改修後の七瀬川
●二層式河川とは
水路を上部と下部に分け,通常は上部のせせらぎに水が流れますが,洪水時には増水した水は地下にある下部河川に流れるようになっています。これにより,治水安全度の確保とまちづくりが一体になった水辺空間整備を図ります。

二層式河川(施工後)

施工前
●遊水地とは
遊水地の機能としては,豪雨時に七瀬川の増水した流水の一部を遊水地に引き込み,一時的に貯留し,川の水位が下がった時点で排水ポンプを稼働させ,七瀬川に水を戻すことにより,下流域に流下する水量を軽減するものです。

七瀬川遊水地(整備イメージ)
お問い合わせ先
京都市 建設局土木管理部河川整備課
電話:075-222-3591
ファックス:075-213-1213