事業概要
ページ番号3891
2009年11月27日
太秦東部地区のまちづくりでは,太秦東部地区土地区画整理事業,太秦東部地区第一種市街地再開発事業など,地下鉄天神川駅(仮称)の周辺を整備する事業を総称して,天神川駅(仮称)周辺整備事業と呼んでいます。
このページでは,「右京区基本計画」,「天神川駅(仮称)周辺整備基本構想」,「土地区画整理事業」と「市街地再開発事業」の概要について紹介します。
1 右京区基本計画
太秦は,平安京の造営より前から秦氏の根拠地として誕生した歴史があり,映画制作のメッカとして栄えた伝統のあるまちで,日本のハリウッドと呼ばれていました。しかし,昭和30年代からの高度経済成長によって,住宅地としてミニ開発などによるスプロール化が進行し,道路などの都市基盤整備が遅れたままであり,地下鉄の開通に合わせた周辺整備が大きな課題になっていました。
そこで,平成13年2月に発表された右京区基本計画において,平成22年度を目標とする整備方針を示しました。
京都市は,まちづくり検討会で検討された主要な公共施設や土地利用の方向性を踏まえて,平成14年1月に「天神川駅(仮称)周辺整備基本構想」を発表し,その中で,整備コンセプト,整備方針,土地利用構想,施設整備構想,スケジュールなどを定め,土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行の事業手法を採用することとしました。
地区内に地下鉄東西線の新駅と京福電鉄嵐山線の新駅の設置が計画されているため,これらを良好に接続するとともに,駅前広場などの公共施設の整備・改善を行うことにより,右京区の交通拠点としての整備及び右京区の「顔」としてふさわしい街並みづくりを目指すとともに,安全で快適な住環境づくりを進めています。
地下鉄東西線「太秦天神川駅」は平成20年1月,京福電鉄「嵐電天神川駅」 は平成20年3月に開業しています。
土地区画整理地区内に市街地再開発事業区を設け,行政サービス施設や利便性の高い都市型住宅などからなる再開発施設を建設し,右京区におけるにぎわい空間を創出します。
5 土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行
当地区では再開発施設への入居希望者が少ないため,権利の移動や換地設計が容易であり,申出換地により再開発事業の参加者が決定できるなどのメリットがあり,総事業費も少ないことから,当時,全国で初めて事業化し,土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行の事業手法を採用することにしました。
お問い合わせ先
京都市 建設局都市整備部市街地整備課
電話:075-222-3580
ファックス:075-213-3586