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京都市右京区

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ごあいさつ

ページ番号96759

2011年3月7日

この冊子を手に取られた皆様に ─右京区基本計画について─

右京区基本計画策定委員会座長 土井 勉

右京区の魅力

 ユネスコが登録する世界文化遺産は京都市内に15カ所あります。そのうちの4つ(仁和寺,高山寺,天龍寺,龍安寺)が右京区にあり,最も多くの世界遺産がある区となっています。こうした歴史的・文化的な蓄積が多くあるだけでなく,美しい四季の自然の存在等も含めて全国から数多くの人たちが訪れる地域となっています。また,京都市の産業を支える多くの優れた企業が立地し市内第2位の工業製品出荷額を産み出す地域でもあります。こうした右京区の特色は,長い年月にわたってこの地域で暮らし,活動をしてきた人々によって産み出され,支えられ発展してきたのです。

 

新たな基本計画策定の意義

 右京の魅力を支え発展させてきた住民,企業等の事業者,そして行政が共に力を合わせることで,まちづくりは大きく前進することができます。その際に力を合わせる方向を示すものが「基本計画」です。

 右京区では,2001年に10年後の2010年を目標年次とする初めての基本計画が「来夢らいと計画21(右京区基本計画)」として定められました。この計画によって地下鉄の太秦天神川駅への延伸,サンサ右京の整備,右京区まちづくり支援事業,右京区まちづくり円卓会議等が実現しました。

 「来夢らいと計画21」が目標年次に達したことと,京北町との合併,そして,この間に私たちを取り巻く社会的な状況の大きな変化(例えば,地球環境問題,高齢社会の到来,価値観の多様化等)を前提として,こうした変化を先取りした基本計画「右京かがやきプラン」を新たに策定することになりました。

 「右京かがやきプラン」では,目標年次を2020年として,様々なプロジェクトを示しています。そして,こうした取り組みを推進するための仕組みとして「まちづくり区民会議」の設置を提案しています。また,この仕組みにより,計画の進ちょく状況を把握して柔軟に見直していくことも重視しています。

 

そして基本計画実現に向けて

「右京かがやきプラン」を御覧いただくと,「次世代につながる地域に根付いた右京ライフプロジェクト」等合計4つの「まちづくりに弾みをつけるプロジェクト」が記載されています。こうしたプロジェクトをはじめとする「まちづくり」に是非とも御関心をお持ちいただければと思います。私たち一人ひとりの力は小さいですが,集まると大きな力になります。この冊子を手にとられた皆様が右京のまちに御関心をお持ちいただくことで,より一層,魅力的な右京をつくることが可能になります。どうぞ,よろしくお願い致します。

 

京都市長 門川大作


 1200年の歴史の息づかい,山紫水明の自然,美しい町並みの中で市民の皆様がいきいきと暮らす京都。伝統産業から先端産業まで,優れた技と知恵が融合・集積する「ものづくりのまち」,京都議定書誕生の地,環境モデル都市である「環境先進のまち」,国内外の人々を魅了する「国際観光のまち」等,京都には多様な,そしてそれぞれ世界に誇る,優れた特性があります。
 今,人口減少・少子高齢化,進む地球温暖化など,私たちは様々な困難な課題に直面しています。しかし,京都ならではの都市特性を最大限に発揮し,ピンチをチャンスに知恵と力を結集すれば,必ず困難を乗り越えて未来を切り拓ける。私はそう確信しています。
 この度,右京区の皆様の英知を結集し,右京区の個性を最大限に生かした魅力ある地域づくりを進めるための指針となる「京都市右京区基本計画2020〜右京かがやきプラン」を策定しました。この「右京区基本計画」は,今後10年間の京都の未来像と主要政策を明示した「はばたけ未来へ 京プラン(京都市基本計画)」とともに,市民の皆様と夢と希望,危機感と責任を共有して描いた「未来の京都」を実現するためのシナリオとなるものです。
 策定に当たりましては,自治会をはじめ様々な方々で構成する住民円卓会議や,学識経験者・区民の皆様等による右京区基本計画策定委員会等で深い議論を重ね,区民ぐるみで取り組んでいただきました。皆様に深く感謝申し上げます。
 右京区の皆様の熱い思い,夢,希望がぎっしり詰まったこのシナリオを手に,私は,皆様と共に汗する「共汗」と,徹底した市民目線による政策の「融合」を基本に,“地域主権時代のモデル”となる未来の京都のまちづくりを全力で進めて参ります。そして,50年後,100年後も「日本に京都があってよかった」,「京都に住んでてよかった」と実感していただける魅力あふれる京都を築いていく決意です。
さぁ,皆様!希望に満ちた未来へと,右京区が,そして京都が,更に高く,強く,美しくはばたくよう共々に力を合わせて参りましょう。
              

右京区長 藤田 裕之


「右京の宝物を子どもたちに渡したい!」
「右京のまちを一緒に楽しく歩きたい!」
「励まし合い手をつなぎ合って暮らしたい!」
 この冊子には,区民の皆様の様々な願いが込められ,同時にその願いを実現するためのアイデアや呼びかけが記されています。
 各学区の皆様による「右京区住民円卓会議」や各種団体代表及び区民公募による委員の皆様で構成された「右京区基本計画策定委員会」での活発な御議論,さらには区民の皆様からの意見募集に基づき,今後10年間にわたる右京区のまちづくりの「羅針盤」となる「京都市右京区基本計画2020〜右京かがやきプラン」を策定することができ,大変心強い限りですし,行政の立場としても身の引き締まる思いです。
 
「右京が京都にあって良かった!」と実感できる「右京ライフ」の実践
 近年,私たちを取り巻く社会経済情勢は目まぐるしく変化しています。計画では,守るべき伝統はしっかりと守りつつ,来るべき変化には柔軟に対応するとともに,豊かな自然や歴史・文化が息づく恵まれた環境の中で,誰もが安心・安全に心豊かに暮らせる「右京ライフ」を御一緒に進めて行くことが目指されています。
 また,区内の各種団体,NPO,企業,大学等と行政が連携・協力し合い,同じ視点,同じ方向で右京区のまちづくりを考え,行動に移していく方策も具体的に示されています。

さあ行動しましょう! 魅力あふれる右京のまちづくりに向けて!
 計画はできました。しかし,これはあくまでもスタートです。計画の実現には,区民の皆様をはじめ右京区のすべての力を結集して取り組むことが不可欠だと考えています。行政も縦割りを越え「オール右京区」で取り組んで参りますので,皆様の御協力御参画をお願いいたします。
                  

お問い合わせ先

京都市 右京区役所地域力推進室総務・防災担当

電話:庶務担当:075-861-1772、地域防災担当・調査担当:075-861-1784

ファックス:075-872-5048