火災からあなたの命を守るための避難の方法!
ページ番号301513
2023年6月16日
火災からあなたの命を守るための避難の方法!
普段使っている階段や通路が使えなくなったとき、ほかに避難方法はいくつありますか?

福田金属箔粉工業株式会社 社屋屋上(屋上に避難した人を大型はしご車で救出)
山科消防署では、令和4年7月6日(水曜日)に、福田金属箔粉工業株式会社の本社・京都工場(山科区西野山中臣町)において、「火災から命を守る避難の指針」についての研修会及び訓練を開催しました。
「火災から命を守る避難の指針」とは、京都市消防局が、伏見区桃山町の事業所火災で被害にあわれた方々への聴き取りや、消防庁消防研究センターと共同で作成した火災シミュレーションから、出火直後の建物内での避難行動について分析・検証を行った結果をまとめて策定したもので、火災(煙)から避難するための「7つの指針」と「11の知恵」がまとめられています。
当日は、感染症対策を講じ、二部構成で実施しました。
第一部は、指針に関する動画視聴及び講話を行い、第二部は、実技訓練を含む研修及び消防隊による展示訓練を実施し、延べ約100名の方に御参加いただきました。
猛暑下での訓練となりましたが、参加された皆様は、大変熱心に取り組んでおられました。
今回の訓練が、万一の際に命を守る避難につながることを願います。

第一部 動画視聴と講話
日頃から階段等の避難経路を確保しておくことの大切さや、万一階段から避難できない場合に、ベランダやひさし等で助けを待つ方法(一時避難)、扉等で区画された部屋に一時的に避難する方法(一時避難スペースの確保)、窓から助けを求めるときの体位(サバイバルポジション)、避難器具がない場合の避難方法(ぶら下がり避難)などを紹介。

第二部 実技訓練
鼻と口を覆いながら、姿勢を低くして(ダックウォーク)避難します。

第二部 ぶら下がり避難の展示
ひさしから飛び降りるのではなく、ひさしに一旦ぶら下がり、足と地面との距離を短くして下ります。
お問い合わせ先
京都市 消防局山科消防署
電話:075-592-9755
ファックス:075-591-1999