平成19年度下京区運営方針-個性あふれるまちづくりの推進-
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2007年10月22日
『下京区基本計画』の着実な実施
1.実施体制
『下京区基本計画』は、「みんなでめざす具体的な姿」として、68項目の施策を掲げると同時に、これらの多様な施策を横断的にとらえた5つのリーディング・プロジェクトを設定しています。
そして、平成13年9月に区民・事業者・行政により設立されたプロジェクトの推進組織である「下京・町衆フォーラム」が、「花いっぱい・まちの美化」や「下京門前町ルネッサンス」など様々な事業を展開しています。
また、基本計画の着手から5年目を迎えた平成17年2月には、基本計画に掲げる施策を、全区を挙げてより着実に実施していく体制を確立するため、全学区の市政協力委員連絡協議会会長をはじめ、経済界や女性の代表者などの参画を得て「いきいき下京推進委員会」を設置しました。
【下京区基本計画の実施体制】

2.取組状況と取組予定
「いきいき下京推進委員会」では、基本計画に掲げる施策及び関連事業の進ちょく状況について、毎年、確認作業を行って年次計画を策定する中で、年度毎に取り組む事業を選定し、区政策提案予算システムによる予算要求などに反映しながら、基本計画の推進を図っています。
なお、当委員会では、行政が持つ情報をできる限り公開する中で、区民や事業者の皆様と共通した現状認識のもと、連携と協力をより強固なものとして、まちづくりを推進しています。
【下京区基本計画に掲げる施策及び関連事業の取組状況と取組予定】
平成19年度のまちづくりの取組
○下京区基本計画に掲げる施策及び関連事業の取組状況と取組予定から
新しい時代の要請やまちづくりの課題に対応しながら、区民が一体となって目指すまちの将来像「であいふれあい町衆のまち いきいき下京」の実現に向け、『下京区基本計画』に示された6分野の施策を区民・事業者・行政がお互いの立場と役割を認識しつつ連携・協力して実施していきます。
1.互いに尊重し助け合うまちづくり
まちの変化に対し、区民同士の心のふれあいを通じて、「京都市みやこユニバーサルデザイン条例」の理念を踏まえ、すべての人がお互いに尊重し合い、助け合いながら、安心して住み続けられるまちづくりを目指します。
《主な取組》
●こころのバリアフリー化の促進
「こころのふれあい講演会」の開催に引き続き取り組みます。
●下京区福祉情報ネットワークづくりの促進
「下京区地域福祉推進委員会」の活動を引き続き推進します。
●子育てグループなどの活動促進
「下京たんぽっぽ広場」の開催に引き続き取り組みます。
地域における「子育てサロン」等の開催を推進します。
2.次代を担うにぎわいのまちづくり
事業者の主体的な努力と区民の支援により、卸・小売業、伝統工芸など下京を代表する産業の活性化を図り、更には情報産業をはじめとする新しい産業を育成し、将来にわたって活力に満ちたまちづくりを目指します。
《主な取組》
●伝統工芸とふれあう場づくり
「第7回下京門前町ルネッサンス」で伝統工芸の実演・体験コーナーを引き続き開催します。
門前町の伝統工芸店舗において修学旅行生の体験受入れに引き続き取り組みます。
3.区民が輝く誇り高いまちづくり
宗教や町衆文化に代表される下京の歴史・文化など、まちへの愛着と誇りを育んできた豊かな文化やコミュニティの良いところを継承するとともに、新しい文化を育むまちづくりを目指します。
《主な取組》
●区内の資源を生かした新しいイベントづくり
「第7回下京門前町ルネッサンス」の開催に取り組みます。
●地元の歴史を話す語り部の養成
地域における歴史を伝承する取組を引き続き奨励します。
●小さな博物館(仮称)の認定と紹介
「京都らしさ」を感じるものを展示する家などを「小さな博物館(仮称)」と認定し紹介します。
●「まちの美化運動」などの全区的展開
「下京区エコ・クリーン作戦」などに引き続き取り組みます。
●まちづくり情報共有化の仕組みづくり
地域におけるホームページの開設などを引き続き奨励します。
4.快適に安心して住めるまちづくり
伝統的な建物の減少や共同住宅の増加による景観や生活環境の変化など、まちの変化に対応したすまい環境をつくるとともに、日々の安全を自らの活動によってつくる、快適に安心して住めるまちづくりを目指します。
《主な取組》
●地域とマンション住民とのふれあいづくり
区内で「マンション住民に関するアンケート」を実施します。
●伝統の景をつくる建物を守ります
新・歴史的景観再生事業に取り組みます。
●安全意識の啓発と自主的な取組の推進
地域における「安全マップ」などの作成を奨励します。
「地域の安心安全ネットワーク形成事業」の推進に引き続き取り組みます。
5.環境と共生するまちづくり
都心における環境保全への取組や環境を大切にする活動など、生活に潤いをもたらす水や緑の貴重な環境を守るとともに、環境にできるだけ負荷をかけないまちづくりを目指します。
《主な取組》
●環境にやさしい交通手段の有効利用
四条通のトラジットモールを年頭においた社会実験の実施など「歩いて楽しいまちなか戦略」を推進します。
●区ぐるみのごみ減量化やリサイクル運動
まちの美化事務所に「ごみ減量アドバイザー」を配置して活動への助言などを行います
●高瀬川などに地域固有の生き物が生息する環境づくり
地域における高瀬川にホタルを呼び戻す活動を引き続き奨励します。
6.便利でうるおいにあふれるまちづくり
公共交通や主要幹線道路などによる下京区の高い利便性を更に多くの人が享受でき、豊かな環境が調和する、便利で潤いにあふれるまちづくりを目指します。
《主な取組》
●利用者マナーの向上を図り放置自転車等を抑制します
「京都駅前周辺駐輪対策協議会」の活動を引き続き推進します。
●緑豊かな公園の整備を進めます
「綾西公園」等の再整備を実施します。
●区内の情報を発信するホームページの充実
下京区役所ホームページの充実に取り組みます。
区行政の総合的推進に向けた取組
『下京区基本計画』の着実な実施を中心とする個性あふれるまちづくりの推進に向けて、区民・事業者・行政の協力を一層進めるだけでなく、引き続き区長のリーダーシップの下、区役所が中心となって関係行政機関との連携や調整を行い、施策を実現していきます。
「下京区行政推進会議」の設置
下京区では、区行政に関係する本市関係部局及び関係機関が相互に連携し、区内の情報やまちづくりの課題を共有するとともに、横断的な連絡調整や協議を行うことにより、区行政の総合的な推進を図ることを目的に「下京区行政推進会議」を設置しており、定期的な協議を実施しています。
下京区誕生130周年に向けた取り組み
お問い合わせ先
京都市 下京区役所地域力推進室まちづくり担当
電話:【まちづくり企画・事業担当】 075-371-7164 【広聴コミュニティ活性化・振興担当】 075-371-7170
ファックス:075-351-4439