中京区基本計画(第2期) 第4章 まちづくりの目標と目指すべき将来像
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2011年3月17日
第4章 まちづくりの目標と目指すべき将来像
まちづくりの目標
「響きあう 人・まち・文化 中京区」 ~わたしが創る ふれあいとにぎわいのまち~
中京には,建都1200年の歴史を通じて培われた,歴史的・文化的な資源があります。永い年月を経て今なお繁栄を続け,まちづくりや商業・ビジネスの中心地として様々な人たちが活躍するまちが中京です。
このまちでは昔から,町内会・自治会や自治連合会などの地域組織,各種団体,教育機関,NPO,事業者など,まちに住む・関わる全ての人々が,汗を流してまちを支えてきました。そして,その「地域力」は,これからの社会でますます必要とされています。
中京に住まい・集う人々がふれあい,交流し,地域の資源を活かしたまちづくりに取り組む中で,新しい出会いや新たな価値を創造してゆく,「人・まち・文化が響きあうまち」を共に創っていきましょう。
目指すべき将来像
将来像1 コミュニティの活性化と再生
●中京は,マンションの増加に伴い,新たに区民となる方が増えているまちです。居住歴や世代の違い,地域への愛着と関心の度合いの差異などを乗り越えて,コミュニティの活性化・再生を進めます。
●商業・ビジネスの中心地として,常にたくさんの人々が訪れるまちが中京です。こうした人々も,今後のまちづくりに積極的に関わることのできる機会の創出を図ります。
将来像2 地域個性の継承と創造
●中京では,多くの文化的資産を,今日まで引き継いできましたが,社会経済や人々の生活スタイルの変化に合わせて,まちの姿も変容しつつあります。今後も古くからのまちの姿を守るとともに,日々の暮らしが形作るまち並みや通り名,門掃き・打ち水など失われつつある「暮らしの作法」を再認識する取組を進めます。
●古くから町衆の活躍の舞台として,このまちでは常に新しい試みが行われ,全国に向けて情報が発信され続けてきました。こうした区民の思いを大切にしながら,中京の地域個性の再認識と,新たな価値の創造に向けて,区民・事業者・NPO等の協働を進めます。
将来像3 通りの復権
●中京では,区民の暮らしや生業(なりわい),催事や伝統行事が,古くから「通り」で営まれており,「通り」は,文化が生まれる場所でもあり,人々が集い華やぐ舞台でもありました。しかし現状では,車中心の社会となり,「通り」が単なる「道路」となってしまっています。今後は,車中心のライフスタイルからの転換を図り,住民も来訪者も安心・安全に往来できる,区民の日々の暮らしや生業の空間としての魅力ある「通り」の復権を目指します。
●区民・事業者・NPO等の連携を強めることで,全市的な公共交通の利便性向上や自動車の総量抑制策,自転車を楽しむことができる環境の整備などを通じ,「歩いて楽しいまち」づくりを進めます。
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