中京区基本計画（第2期）　第2章　まちの姿

●歴史的建造物や京都らしいまち並み，伝統行事から新しいアートまで，ソフト・ハード両面の文化的資産が豊富に存在する一方，伝統行事などの担い手不足も起こっています。

●各家庭の門掃きから堀川の清掃活動まで，市民の主体的な美化活動が行われているまちです。

●個性的で魅力ある商店が集まる京都最大の商業地であるとともに，ビジネス中心地としての性格を有するまちですが，近年は大規模なマンションが増加するなど，まちの姿は大きく変容しています。

●教育機関や生涯学習施設などが集まっているまちです。また，NPO活動やコミュニティビジネス※の舞台としても期待されているまちです。

●小学校跡地を活用した新たな施設等の整備が進められているまちです。

●二条・円町・西大路御池等の駅周辺の整備や，堀川の整備，JR山陰本線の高架化・複線化など，都市基盤整備も進展しています。

※コミュニティビジネス・・・地域が抱える課題を，地域資源を活かしながら，ビジネス的な手法によって解決しようとする事業

●鉄道やバスなど公共交通ネットワークが充実しているほか，市民生活の足として自転車が便利なまちです。

●自転車と歩行者の衝突事故や路上駐輪問題，生活道路を通り抜けに使う車や迷惑駐車の増加などにより，安全な歩行が妨げられています。

●国内外を問わず，京都を訪れる観光客の多くが立ち寄るまちであり，分かりやすい案内が求められています。

●明治の番組小学校設立の頃から，小学校区を基礎単位とする自治が行われてきたまちです。しかし，近年の小学校統合により，従来の住民自治の単位と新しい小学校区の範囲が一致しなくなっています。

●マンションの増加に伴い人口も回復しており，子どもたちの元気な声が戻ってきています。子どもを持つ親同士や地域のつながりを活かした教育・子育てが求められています。

●増加しているマンション居住者と古くからの区民の良好な関係づくりも始まっているまちです。

●各種の福祉施設や医療機関が充実したまちであるとともに，各種団体の連携による子どもや高齢者，障がいのある人の見守り活動なども熱心に行われているまちです。