平成１７年度右京区運営方針　２基本的な考え方

　本格的な地方分権時代を迎え，京都市では，市民にとって最も身近な行政機関である区役所において，地域の個性を生かしたまちづくりを進めるため，区基本計画の策定や大区役所制の推進など，地域の総合行政機関として区役所の機能強化に取り組んできました。

　しかしながら，少子長寿化の進展，環境問題の深刻化などに伴う市民の暮らしの変化やまちづくり活動の多様化といった，区役所を取り巻く社会情勢の変化により，今後は，市民サービスの質的な向上や市民との協働による区基本計画のより一層の推進など，区の個性を生かした魅力ある地域づくりの拠点としての機能強化が求められています。

　こうした状況を踏まえ，右京区役所では，個性あふれるまちづくりを進め，また，区民サービスの向上を図る「区政改革」の一環として，区民の皆さまに満足していただけるきめ細かな行政サービスの提供に取り組んでいきます。

　そして，新京都市都市経営戦略に基づく「基本計画第2次推進プラン」，「市政改革実行プラン」，「財政健全化プラン」を踏まえ，右京区基本計画「右京来夢(らいむ)らいと計画21」が目標とする「人と自然と歴史が織りなす明るい未来」の実現に向け，同計画の推進組織である「右京区まちづくり円卓会議」に3つの検討部会（都市基盤整備，福祉のまちづくり及び産業観光文化）を設けて議論を重ねており，今後とも区民と行政とのパートナーシップによるまちづくりを一層推進します。

　更に，京北地域の右京区編入に伴い，同地域とその隣接地域を対象としたまちづくりプラン「京都市・京北町合併建設計画」の着実な推進を図るとともに，新たに区民となられた京北地域住民と右京区民との一層の親交を深める環境づくりに取り組みます。

　前のページへ　　　　　　　　　　　　　　　　目次へ　　　　　　　　　　　　　　　次のページへ