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京都市教育委員会

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最終答申 はじめに

ページ番号6398

2012年12月25日

 

 はじめに

 

 社会は,多様な個性と価値観を有する人間が,さまざまに関わり合いながら調和をめざすことによって成立する。教育は,個人の成長を支援する営みであり,社会の形成者を育成する目的をもつ。今日,家庭や地域,また社会の教育力についての論議が盛んに行われている。それらと連関しつつ,学校教育の果たすべき役割を追求することが,教育関係者にとって緊要の課題となっている。
 平成7年8月8日,教育長の諮問を受けて発足して以来2年余にわたり,本構想委員会は21世紀を展望した魅力ある新しい京都市立高等学校の在り方について検討を重ねてきた。論議にあたっては,多岐にわたる分野において活動している各委員の経験と問題意識を重ね合わせることにより,今後の高等学校教育の理念と方向性を示すとともに,具体的な学校像に言及することを通して,京都市立高等学校教育改革に資することを目的とした。
 本構想委員会は,市民の理想と情熱によって設置された経緯をもつ京都市立高等学校の歴史と現状を調査研究して検討の視点を求めるとともに,基本理念として,変化と多様化に対応し主体的に選択して生きる個の確立を促し,未来を切り拓くたくましい創造性と他者を尊重する豊かな人間性を育む教育を展開することを掲げ,第1次答申とした。
 第2次答申においては,第1次答申における理念と総論的方向づけに基づき,堀川高等学校を京都市立高等学校21世紀構想のパイロット校と位置づけて,従来にない魅力ある高等学校像の具体化を求めた。これは,京都市立高等学校の特色である高度な専門教育及び普通科教育における新しい教育活動の可能性を提示することによって,各高等学校が教育改革を進めるうえで共通する必要な観点及び具体的方策を示したものである。
 最終答申においては,これまでの検討結果を総括し,生徒一人ひとりの個性と能力の伸長及び調和のとれた発達を求める観点から,21世紀を展望した魅力ある新しい京都市立高等学校の在り方を提言するものである。

 

 

 

 

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