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景観デザインレビュー

ページ番号281331

2024年3月15日

景観デザインレビューについて

 京都市では、世界遺産をはじめとする寺社等とその周辺の歴史的景観を保全するため、「景観規制の充実」「有効な支援策」「景観づくりの推進」の3つを柱とする歴史的景観の保全に関する具体的施策について、京都市眺望景観創生条例等の改正等を行い、景観の保全と創生に向けた様々な取組を進めています。

 そのうち、「景観規制の充実」の一つとして、京都市眺望景観創生条例に基づく眺望景観の種類のうち、【境内の眺め】及び【境内地周辺の眺め】を定める近景デザイン保全区域及び視点場について、自然、歴史的遺産、町並み、伝統、文化等との調和を踏まえ、地域ごとの特性に応じた眺望景観の創生を図るため、世界遺産を含めた27箇所の寺社等の周辺における建築計画等については、平成30年10月1日から景観申請等の前に京都市と協議すること(事前協議(景観デザインレビュー))を義務付けました。

※ 景観申請等とは、風致地区、歴史的風土保存地区、歴史的風土特別保存地区、自然風景保全地区、特別緑地保全地区、近郊緑地保全地区、美観地区、美観形成地区、伝統的建造物群保存地区、眺望景観保全地区内における申請、協議、通知又は届出をいいます。

※ 景観デザインレビューは、景観申請等の審査を事前に行うものではありません。

リーフレット(事前協議(景観デザインレビュー)制度)

 さらに、令和5年7月1日から、世界遺産周辺における優れた眺望景観の更なる保全と創生を図るため、景観デザインレビューにおける専門家との事前協議を、構想段階と設計段階の二段階としています。詳しくは以下の「眺望景観創生条例に基づく事前協議等に関する実施要綱の制定について」を御覧ください。

眺望景観創生条例に基づく事前協議等に関する実施要綱の制定について

1 景観デザインレビューの対象区域

景観デザインレビューの対象となる寺社等(27箇所)

行政区

寺社等

行政区

寺社等  

北区

上賀茂神社、大徳寺、

金閣寺

下京区

西本願寺、東本願寺  

上京区

北野天満宮、相国寺、

京都御苑

南区

東寺

左京区

下鴨神社、銀閣寺、
南禅寺、平安神宮、
修学院離宮

右京区

仁和寺、高山寺、
天龍寺、龍安寺、
妙心寺

中京区

二条城

西京区

西芳寺、桂離宮

東山区

清水寺、知恩院、
建仁寺、東福寺

伏見区

醍醐寺

(注) 対象範囲の詳しい地図等は、縦覧図で御確認ください。

2 景観デザインレビューの対象行為

◆景観デザインレビューの対象行為(建築物)


◆景観デザインレビューの対象行為(工作物)

 工作物については、以下を御覧ください。

美観地区・風致地区等の申請における工作物の取扱いは、設計・工事等で基準・手続をお調べの方はこちらを御覧ください!のページを御確認ください。

3 景観デザインレビューの流れ


4 景観デザインレビューに必要な書類

景観デザインレビューに必要な書類は、以下のとおりです。次の書類を正・副計2部提出してください。※押印は不要です。

 (1)事前協議申出書 (第8号様式)

 (2)付近見取図 縮尺2,500分の1以上

     ・ 建築物の敷地の位置及び当該敷地の周囲の状況を明示した図

       (道路及び目標となる地物を明示したもの)

       <参考>京都市都市計画基本図は情報公開コーナー(京都市役所西庁舎1階)でコピー(有料)

           することができるほか、京都市都市計画情報等検索ポータルサイト外部サイトへリンクしますでも公開しています。

 (3) 平面図、立面図、断面図

 (4) 配置図

     ・ 建築物は屋根伏で明示してください

 (5) 外構図

     ・ 門、塀、植栽等の位置等を示したもの

 (6) 着色した完成予想図

     ・ 周辺の写真にパースや立面図を組み合わせたもの、スケッチなどの外観の完成イメージが分かる図

 (7) 敷地及び敷地周辺の状況を示したカラー写真

     ・ 遠景、中景、近景、視点場からの見え方を写したものに、計画敷地の位置を明示したもの

     ※ 視点場からの写真については、想定される計画建築物の位置を明示してください。

       建造物や樹木等で遮られる場合においても、その位置を破線で明示してください。

 (8) 委任状(手続きを委任する場合は添付してください。) 

     ・ 委任状への押印の要否は、トラブル防止のため、必要に応じて委任者と受任者で判断してください。


◆郵送での提出及び受付について

 事前協議申出書については、窓口での提出に加え、郵送での提出も可能です。

 ※ メールによる提出は受け付けておりません。

 提出先

 〒604-8571

  京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地 京都市役所 景観政策課 景観デザインレビュー担当

 注意事項

  書類発送前に、郵送で提出される旨を景観デザインレビュー担当(075-222-3397)へ御一報ください。

  当課に書類が到着した日を受付日といたします。

  書類の受付日以降に、電話にて受付日をお伝えします。

  書類に不備がある場合は受付できませんので、十分御確認のうえ、郵送してください。

  郵送中の紛失等については、当課では責任を負いかねますのであらかじめ御了承ください。

  ※ 書類発送後、数日経過しても当課から連絡がない場合は、当課に書類が到着していないことも考えられますので、御一報ください。


5 歴史的景観アドバイザーの紹介

歴史的景観アドバイザー
氏名現在の役職名等分野
 中川 理 京都工芸繊維大学 名誉教授歴史
文化
景観
建築史
都市史
 増井 正哉

奈良女子大学、京都大学 名誉教授

大阪市立住まいのミュージアム館長 

 清水 重敦  京都工芸繊維大学 教授 
 矢ヶ崎 善太郎  大阪電気通信大学 教授 
 上杉 和央 京都府立大学 准教授  
 福井 亘  京都府立大学大学院 教授 造園
庭園
 ランドスケープ
 深町 加津枝  京都大学 准教授 

案件に応じて専門の分野の歴史的景観アドバイザーが2~3名出席します。

6 歴史的景観アドバイザーを交えた構想段階における事前協議の開催予定日

令和6年度上半期 開催予定日
  4月  9日(火曜日)午前10時から正午 7月  9日(火曜日)午前10時から正午
  4月26日(金曜日)午後2時から4時 7月26日(金曜日)午後2時から4時
  5月14日(火曜日)午前10時から正午 8月13日(火曜日)午前10時から正午
  5月24日(金曜日)午後2時から4時 8月23日(金曜日)午後2時から4時
  6月11日(火曜日)午前10時から正午 9月10日(火曜日)午前10時から正午
  6月26日(水曜日)午前10時から正午 9月27日(金曜日)午後2時から4時

(注) 歴史的景観アドバイザーを交えた協議は、1件あたり1時間程度を予定しています。

(注) 歴史的景観アドバイザーを交えた協議の対象となる場合、事前に京都市と日程の調整を行い、開催日の3週間前までに事前協議申出書の提出を行ってください。

7 書類の閲覧について

事前協議申出書(※)及び協議書は、景観に関する許認可の手続きが完了したのち、閲覧が可能です。

(※ 京都市眺望景観創生条例施行規則に定める図書に限る。)

閲覧を希望される場合は、以下の閲覧申請書を窓口に提出してください。

8 その他

 地区ごとの規制にとどまらず、地域の景観特性を把握し、建築物等の設計に活かしていただくことが、地域の歴史的景観の継承につながります。 

 そのため、構想段階で、しっかり計画地周辺の現地確認を行ったうえで、「歴史的資産周辺の景観情報(プロファイル)」や「景観情報共有システム」を御参照いただくなど、その場所にふさわしい良好な景観を創生するための設計上の配慮や工夫について、検討してください。

関係条例等

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お問い合わせ先

都市計画局 都市景観部 景観政策課
電話: 075-222-3397 ファックス: 075-213-0461
【受付時間】午前8時45分~11時30分、午後1時~3時
(事業者の皆さまからのお問い合わせは、受付時間内にお願いします。)

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