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平和都市宣言等の平和に関する取組

ページ番号81829

2022年8月16日

 京都は、平和、安心、安全を意味する「平安」を建都の精神とし、武力によらない、学問・芸術・宗教・人権の都市、ものづくりの都市、精神文化の拠点と、まさしく文化首都として発展してきました。

 この平安の精神を引き継ぎ、京都市では、昭和32年に「平和都市宣言」を、昭和53年に「世界文化自由都市宣言」を行い、全世界の人々が、人種、宗教、社会体制の相違を超えて、平和のうちに自由に集い、自由な文化交流を行う都市を理想に掲げ、一貫して平和を都市の理念のとして位置づけ、平和教育の取組や平和の尊さを市民の皆様と見つめ直す事業を実施しています。

 また、平成21年3月には、広島市長の呼び掛けに応じ、世界の都市が国境を越え、核兵器の廃絶に向けて取り組む組織である「平和市長会議」(平成25年8月に「平和首長会議」に名称変更)に加盟しました。

 今後も引き続き、都市間交流や市民レベルでの交流を通じて、また、市政の様々な行事、機会をとらえて、人類共通の願いである世界恒久平和の実現に向け、市民の皆様と共に取組を進めます。

平和都市宣言(昭和32年10月18日告示第219号)

 京都市は、昭和25年10月22日制定公布された世界恒久平和の理想達成を目的とする京都国際文化観光都市建設法により、爾来平和都市の建設に邁進してきた。
 いま、第3回世界連邦アジア会議が、京都市で開催されるにあたり、ここに改めて、平和都市たることを宣言し、全世界の人々と相携えて、その崇高なる理想の実現を期す。

世界文化自由都市宣言(昭和53年10月15日公告)

 都市は、理想を必要とする。その理想が世界の現状の正しい認識と自己の伝統の深い省察の上に立ち、市民がその実現に努力するならば、その都市は世界史に大きな役割を果たすであろう。われわれは、ここにわが京都を世界文化自由都市と宣言する。
 世界文化自由都市とは、全世界のひとびとが、人種、宗教、社会体制の相違を超えて、平和のうちに、ここに自由につどい、自由な文化交流を行う都市をいうのである。
 京都は、古い文化遺産と美しい自然景観を保持してきた千年の都であるが、今日においては、ただ過去の栄光のみを誇り、孤立して生きるべきではない。広く世界と文化的に交わることによって、優れた文化を創造し続ける永久に新しい文化都市でなければならない。われわれは、京都を世界文化交流の中心にすえるべきである。
 もとより、理想の宣言はやさしく、その実行はむずかしい。われわれ市民は、ここに高い理想に向かって進み出ることを静かに決意して、これを誓うものである。

「平和首長会議」の概要

 平和首長会議は、広島・長崎両市が提唱した核兵器廃絶に向けての都市連帯推進計画の趣旨に賛同する世界各国の都市で構成された組織であり、世界の都市が緊密な連携を築くことによって、核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模で喚起し、核兵器廃絶を実現させるとともに、人類の共存を脅かす飢餓、貧困、難民、人権などの諸問題の解決、更には環境保護のために努力することによって世界恒久平和の実現に寄与することを目的としています。

リンク:平和首長会議ホームページ外部サイトへリンクします

 

京都市平和祈念事業・概要

 京都市では、「平和都市宣言」「世界文化自由都市宣言」の下、一貫して平和を都市の理念として位置付け、全世界の人々が平和のうちに自由に集い、自由な文化交流を行う都市を理想に掲げて、世界恒久平和の実現に向けた様々な取組を実施しています。

 平和祈念事業は、その一環として、市民の皆様に平和の尊さを見つめ直す機会としていただくため、毎年、kokokaオープンデイとのタイアップにより開催しているものです。

 京都市平和祈念事業概要:www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000245196.html

 

原爆ポスター展

京都市では、市民の皆様に、世界平和について考えるきっかけとしていただくため、本市も加盟する平和首長会議において、加盟都市が5,000都市を超えたことを記念して作成された「ヒロシマ・ナガサキ被爆の実相等に関するポスター」を使用したポスター展を、毎年開催しています。

 原爆ポスター展概要:https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000302773.html

お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室政策総務担当

電話:075-222-3033

ファックス:075-212-2902

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