大学のまち京都・学生のまち京都の推進
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2019年4月9日
京都市内には,現在,38の大学・短期大学が所在し,その種類も国立大学・公立大学及び私立大学,総合大学から単科大学までとバラエティに富んだ大学・短期大学が集積しています。
大学を中核とする高度で豊富な学術研究機能の集積は,京都の優れた都市特性であり,京都市では,大学を重要な都市基盤として位置付け,平成5年に策定した「大学のまち・京都21プラン」をもとに,京都市と大学との連携による「大学のまち・京都」の活性化に向けた取組を進めてきました。
平成15年度には,「大学のまち京都」の更なる発展を図るため,「大学のまち・京都推進懇談会」を設置し,今後,更に推進する施策についての検討を行いました。その結果,懇談会から本市への提言を「大学のまち京都」を推進する新たな計画として位置付け,平成16年4月に「大学のまち・わくわく京都推進計画」を策定しました。
平成20年度には,「大学のまち・わくわく京都推進計画」が計画前半期を終えたことを機に,平成18年12月の教育基本法の改正など社会情勢の変化を踏まえて計画を一新することとし,「大学のまち京都・学生のまち京都推進計画」を策定しました。
また,平成25年度には,18歳人口の減少やグローバル競争の拡大など大学・学生を取り巻く状況の変化を踏まえ,公益財団法人大学コンソーシアム京都との協働により「大学・まち・学生・むすぶプラン」を策定しました。
さらに,平成30年度には,更なる「大学のまち京都・学生のまち京都」の魅力を高めるための新たな大学政策の指針として,公益財団法人大学コンソーシアム京都との協働により「京からはばたく,学びプラン」を策定しました。
今後は,「大学のまち京都・学生のまち京都推進計画」に基づき,公益財団法人大学コンソーシアム京都との協働の下,大学,学生,企業,地域,NPO等の皆様とも連携し,事業の着実な推進を図っていきます。
1 「大学のまち京都推進会議」の設置
「大学のまち京都・学生のまち京都推進計画」を着実に推進し,多様な立場と視点から,事業の実施状況を把握するとともに,実施事業に対する意見や新たな事業の検討を行い,また,大学のあり方や大学教育,大学と都市の関係について意見交換を行うことを目的として,財団法人大学コンソーシアム京都と連携協力し,「大学のまち京都推進会議」を共同して設置しています。
2 公益財団法人大学コンソーシアム京都との連携
京都地域の51の大学・短期大学と,京都の4経済団体,京都市が加盟する,公益財団法人大学コンソーシアム京都と密接な連携のもと,各種事業に取り組んでいます。
・公益財団法人大学コンソーシアム京都のホームページへ
3 「京都市大学のまち交流センター(キャンパスプラザ京都)」の運営
市民や地域社会と大学,大学間の交流を促進する拠点となる施設として,「京都市大学のまち交流センター(キャンパスプラザ京都)」を,JR京都駅前に設置しています。
公益財団法人大学コンソーシアム京都を指定管理者として指定し,「京(みやこ)カレッジ事業」など,様々な事業を展開しています。
・「キャンパスプラザ京都」についての詳しい内容はこちら
(※公益財団法人大学コンソーシアム京都のホームページにジャンプします。)
4 「大学院等共同サテライト」の開設
公益財団法人大学コンソーシアム京都加盟の大学・短期大学のサテライト教室として,土曜日,日曜日,夜間等の社会人も受講しやすいカリキュラムの設定などにより,学生はもとより,社会人に対しても高度な専門的教育を提供していくことを目的として,交通至便なJR京都駅前のキャンパスプラザ京都6階に設置しています。
5 「京(みやこ)カレッジ」の実施
生涯学習に対する高度化かつ多様化するニーズに応えるため,平成9年度から公益財団法人大学コンソーシアム京都と共同で実施してきたシティーカレッジを充実・発展させ,平成19年度から実施している生涯学習講座であり,京都の大学の正規科目等を受講することができます。
「京カレッジ」では,「大学講義」(単位取得が可能な高度な学びのコース),「市民教養講座」(手軽に広く教養を身につけるコース),「資格取得講座」(資格取得試験対策コース),「京都力養成コース」(地域社会で活躍するためのきっかけを得られる,「実践体験型」の学習プログラム)を設置しています。
・「京(みやこ)カレッジ」についての詳しい内容はこちら
(※公益財団法人大学コンソーシアム京都のホームページにジャンプします。)
6 「学まちコラボ事業(大学地域連携モデル創造支援事業)」の実施
大学と地域との連携による取組をモデル事業として認定し,助成金を交付する事業であり,大学にとっては実践的な教育・研究機会の確保による人材育成などを,地域にとっては大学の知や学生の活力による地域の課題解決や活性化を図ることを目的としています。この事業は,公益財団法人大学コンソーシアム京都と協働で実施しています。
7 「京都学生祭典」への支援
「京都学生祭典」は,京都市のキャンパスプラザ京都の開館記念事業として実施した「京都学生フェステバル」の実績をもとに,経済界をはじめとする,産学公地域からの支援により,更にスケールアップした,学生が主体となって企画,運営を行う「学生のまち京都」ならではの,全国に例を見ない大規模な祭りです。
京都市においては,門川大作市長が組織委員会に参画し,大学・短期大学,公益財団法人大学コンソーシアム京都,京都商工会議所,京都経済同友会,京都府とともに,オール京都で,学生をバックアップしています。
・「京都学生祭典」についての詳しい内容はこちら
(※京都学生祭典のホームページにジャンプします。)
8 学生が発信!「大学のまち京都」プロモーション事業の実施
全国の中高生に「京都の大学で学びたい」「京都で学生生活を送りたい」と思ってもらうため,大学コンソーシアム京都との協働により,京都で学ぶ大学生で構成する「京都学生広報部」を創設し,大学生の視点で企画・取材・撮影・記事作成した「中高生に伝えたい京都のリアルな魅力」をウェブサイト「コトカレ」やSNS等で発信しています。
ウェブサイト「コトカレ」の詳細についてはこちら (※「コトカレ」のページにジャンプします。)
9 「京都市大学施設整備支援・誘導制度」の運用
「京都市大学施設整備支援窓口」として,「京都市大学施設整備支援・誘導制度」の積極的な活用を図り,大学が計画する市内での施設整備等に対する相談を受け付けています。
お問い合わせ先
総合企画局 総合政策室 大学政策担当
電話: 075-222-3103 ファックス: 075-212-2902