乳幼児親子さん向けの救急指導を実施!
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2025年9月22日
北消防署では、救急医療週間中の令和7年9月11日(木曜日)に乳幼児親子のつどいの広場「かしの木」で救急指導を実施しました。
このつどいの広場は、子育て家庭の親とその子どもが気軽に集い、打ち解けた雰囲気の中で語り合い、相互に交流するための場所(施設)です。
救急指導の内容は大人向けの話だったため子ども達が退屈になって泣き出したりしないかな…と心配していましたが、お利口さんな子ども達ばかりで最後まで講習を行うことができました。
子ども達の命を守る知識と技術を!
今回のテーマは「子どもの不慮の事故」。子どもの死亡原因にもなりうる事故に関するお話です。
事故を予防するために「どういったことに気を付ければいいのか」、「実際にどういった事故が起きているのか」などを事例をもとにお話をし、万が一事故が起こった時の対応方法なども応急処置の実践を交えながら行いました。
今日のお話は「子どもの命を守るためのお話」であるため、小さなお子さんがいる御家庭で是非知っておいていただきたい内容ばかり。
参加した保護者の皆様は、その必要性を感じ取ってくださったのか、子どもをあやしながらでも真剣に話を聞き、積極的に実技も行い、たくさん質問をしてくださいました。
つないでいこう!救命の連鎖
応急手当の重要性
もし目の前で人が倒れ、呼吸や心臓が止まっていた場合、『何もしない』とその人の命は急速に失われていきます。実際、目撃された突然の心停止について、市民が心肺蘇生を実施しなかった場合と実施した場合では、傷病者の1か月後の社会復帰率は大きく異なります。
また、救急隊が現場到着後に電気ショックをした場合と比べて、救急隊到着前に市民が電気ショックを行った場合の方が社会復帰率は非常に高くなります。
そのため、救急車が現場に到着するまでの間に、そばにいる人達が1秒でも早く応急手当を実施することが非常に重要となります。
救命の連鎖とは?
急変した傷病者を救命し、元の生活が送れるようになるために必要となる一連の行動を「救命の連鎖」といいます。
1 心停止の予防
2 心停止の早期認識と119番通報
3 一次救命処置
4 二次救命処置と心拍再開後の集中治療
この4つの輪を途切れなく、素早くつなげることで救命効果が高まります。
そして、最初の3つの輪は、現場に居合わせた人(バイスタンダー)によって行われることが望まれます。
いざというときのための備えを!
いざというときに心肺蘇生法やAEDの使用、止血等の応急手当を行うことができるようになるためには、救急に関する講習を受講することを是非検討してください!
京都市消防局では、定期的に応急手当の講習会を開催しているほか、消防局のホームページでもあらゆる情報提供を行っていますので、是非そちらも活用してください。
救命講習の案内はこちらから↓
お問い合わせ先
京都市 消防局北消防署
電話:075-491-4148
ファックス:075-492-1999