飲食店からの火災を防ぎましょう!
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2025年8月21日
飲食店からの火災が過去最悪のペースで発生しています!
現在、京都市内では火災が多発しています。
なかでも、今年は飲食店からの火災が18件発生しており、昭和23年の自治体消防発足以来最多の件数となった令和5年を上回るペースで発生しています(令和7年8月17日現在)。
火災原因別では、「天ぷらなべ火災」(天ぷら油を加熱したまま放置した状態で火災となること)や「こんろ火災」が多くなっています。
飲食店での火災の多くは、不注意によるものです。
今一度、火の取扱いについて見直しましょう!
過去10年間の飲食店火災の発生状況
H27 | H28 | H29 | H30 | R01 | R02 | R03 | R04 | R05 | R06 | R07 (8月17日現在) | |
火 災 件 数 (年 間) | 232 | 256 | 249 | 230 | 215 | 204 | 196 | 193 | 220 | 267 | 176 |
飲食店火災件数 (年 間) | 21 | 19 | 15 | 14 | 17 | 13 | 7 | 11 | 24 | 14 | 18 |
飲食店火災件数 (8月17日現在) | 15 | 12 | 7 | 9 | 13 | 10 | 3 | 7 | 14 | 11 | 18 ※過去最悪ペース |
今年実際に発生した火災事例
・両手鍋に天ぷら油を入れ、こんろで加熱中、別の作業をしていたところ、同油が発火温度に達して出火した。
・こんろで調理中、こんろの火に可燃物が接触して出火した。
・調理器具を使用中(燃焼中)に、燃料として消毒用エタノールを補充したため、同エタノールに引火した。
・焼肉店において、無煙ロースターで肉を調理中に火の付いた油等がダクト内に吸い込まれ、ダクト内に堆積していた油脂等に着火し燃焼拡大した。
飲食店における出火防止のチェックポイント
お店から火災を発生させてしまうと、不特定多数のお客様に被害を及ぼす可能性があるとともに、業務上失火罪等に問われることもあります。
下記のチェックポイントを確認し、火災を発生させないようにしましょう!
【チェックポイント】
・調理中はその場を離れない。
・ダクト、フード及び換気扇は定期的に清掃、点検をする。
・火気器具の周りは常に整理整頓し、消毒用アルコール等の燃えるものは近くに置かない。
・たばこの吸い殻は水に浸す等をして、完全に消火してから廃棄する。
・終業時は必ず火の元を確認する。
・火気器具の取扱いや上記のポイントについて、アルバイトを含めた全従業員に周知するとともに、定期的に消火、通報、避難訓練を行う。
※詳細はこちらを御覧ください。
お問い合わせ先
京都市 消防局予防部予防課
電話:075-212-6672 ※「消防用設備等に関する相談等」は、消防指導センターにお問い合わせください。 (075-212-6925(第一係)左京・下京担当)(075-212-6926(第二係)北・上京・伏見担当)(075-212-6927(第三係)中京・山科・右京担当)(075-212-6928(第四係)東山・南・西京担当)
ファックス:075-252-2076