スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市消防局

言語選択を表示する

検索を表示する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置:

R010731 目指せレベルアップ! 実火災訓練を実施

ページ番号255872

2023年6月16日

R010731 目指せレベルアップ! 実火災訓練を実施

トップ画像

 山科消防署では,消防署の独自取組事業として,署員の災害対応能力向上を目的に,より実践的な訓練を積み重ねています。今回は京都市消防活動総合センター(南区上鳥羽塔ノ森下開ノ内94−4)の総合訓練棟内にある実火災訓練室で,実火災訓練を実施しました。
 特に火災出動の経験が少ない若手職員を中心にして,建物内部の確認方法,屋内へのアプローチや,救助活動,消火活動等,実際の熱や煙を感じながら訓練を進めていきました。
 夏真っ盛りの高温環境の中訓練したため,どの隊員もたくさんの汗をかきましたが,熱中症予防にしっかりと水分を補給する等の体調管理も実際の災害現場活動には必須のことであり,今回は訓練を通じ,再認識することができました。
 

建物内の確認,中性帯体験

 最初は建物内が燃焼している場合におけるその確認方法を体験します。建物内部が燃焼している場合,扉を触ることで,熱を感じることができます。そして,扉を開けるのですが,煙が上方から噴出するため,姿勢を低くして,中の様子を確認します。扉を開けていると上方から煙が外へ出るとともに,下方から建物内に空気が流入する現象を確認しました。

 そして,建物内が燃焼した際に発生する中性帯を体験しました。上方に煙,下方に空気の層が発生し,下方では屋内を見渡すことができますので,中性帯が発生している状態の時は放水する前に要救助者の発見を最優先しなければならないことを確認しました。

事前ミーティング

事前に訓練の目的,安全管理をしっかり共有します。

扉を触り温度を確認する

扉に触れることで温度を確認します。

屋内の確認

姿勢を低くして建物内の様子を確認します。

中性帯の確認

中性帯の温度や屋内の視界を確認します。

想定訓練の様子

 訓練では,実際に火災現場で実施すべき項目を順番に確認しながら訓練を進めていきました。関係者から居住者の情報を確認するとともに内部の状況を確認し,燃焼している建物内へ進入するのに必要な装備を確実に着装します。

 内部では,室内に発生した中性帯を活用,要救助者を検索し,直ちに放水できる体勢を確保したまま,速やかに要救助者の救出活動を実施しました。放水を開始すると室内はあっという間に水蒸気と煙に包まれて周りの様子は全く分からなくなりました。

訓練開始

訓練開始,入口で関係者を発見しました。

聞き込み

建物内の居住者情報や発見時の情報を確認します。

面体着装

屋内進入のため,空気呼吸器の面体を着装します。

屋内進入

隊員が次々と屋内進入します。

要救助者発見

部屋の奥に要救助者を発見しました。

要救助者救出

放水できる体勢で,速やかに要救助者を救出します。

火点発見

燃えている場所を発見しました。

放水活動

放水を開始しました。

訓練を終えて...

 訓練を終えて防火服を脱ぐと大量に発汗していました。このような高温環境で現場活動や訓練を実施した場合は当然のことながら,一般家庭の室内においても,エアコンによる温度管理や適度な水分補給をしなければ熱中症を発症する危険があります。まだまだ暑い日々が続きますので十分に注意して毎日を過ごしましょう!

 訓練おつかれさまでした!

たくさん汗をかきました。

このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

お寄せいただいたご意見は、今後のホームページ運営の参考とします。

お問い合わせ先

京都市 消防局山科消防署

電話:075-592-9755

ファックス:075-591-1999