京都市立烏丸中学校1年生を対象に防災ジュニアハイスクールを実施しました

　上京消防署では，平成29年10月23日（月曜日）に，上京消防団と合同で，京都市立烏丸中学校において，1年生48名を対象に「消防団防災ジュニアハイスクール」を実施しました。

　市立烏丸中学校の1年生は，今年度，「総合的な学習の時間（年間50時間）」を使って「地域の文化財と防災」をテーマにいろいろな取組を行っており，7月にはグループに分かれて実際に校区を歩き，文化財社寺や防災施設，防火水槽や消火栓などの水利について調べて回るフィールドワークを実施されています。その取組の一環で，今回，消防署員と消防団員が講師となって「自助・共助・公助」と消防署，消防団について講義し，防災器材等を活用した実技を指導しました。消火器や油圧ジャッキの取扱い，毛布等を使用した担架作成・負傷者搬送方法など，皆，真剣に取り組んでくれ，「現場活動に備え，どのような訓練をしているのか？」「消防士を志した理由は？」など，質問も飛び交っていました。

　自分の命は自分で守り，助けられる人から助ける人へ…。今回，学び，体験したことをすぐいかせる機会はないかもしれませんが，自分たちの地域を守るために，中学生としてできることを考え，いざというとき，行動し，地域社会の一員として，防災の担い手となってくれることを期待しています。