京都市消防活動総合センターの全面運用開始
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2017年2月22日
平成14年度から南区上鳥羽において,総額約111億円をかけて整備を進めてきた「京都市消防活動総合センター」については,平成17年3月に完成した第1次整備分に引き続き,第2次整備分が完了し,平成21年3月15日に竣工式を執り行い,平成21年4月1日から全面運用を開始しました。
この施設は,平常時には市内の消防隊・救急隊をはじめ,地域の消防団員や自主防災組織の方々の教育・訓練機能を有する一方,大規模災害時には,全国的な消防応援部隊である緊急消防援助隊の効率的な部隊運用を行うことができます。

建設場所 | 南区上鳥羽塔ノ森下開ノ内他 |
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敷地面積 | 約34,000㎡ |
総事業費 | 総額約111億円 【内訳】第1次整備分(約23億円),第2次整備分(約88億円) |
特徴 | 【平常時】 ・京町家や3階建ての住宅等,京都の様々な町並みを自由に構成して,消防訓練を実施できる全棟可動式の「街区訓練棟」を整備 ・実際に火を燃やして火災の進行に伴う煙の充満状況や熱をリアルに再現し,逃げ遅れた人の救助や消火訓練を行うことのできる「実火災訓練室」では,3つの階にわたった複数の部屋(8室)で任意に燃焼箇所の設定が可能 【大規模災害時】 ・緊急消防援助隊の集結場所として,本市へ派遣される最大471隊2,136人を収容可能 ・消防局の指令システムと直結する情報作戦システムを活用した効率的な部隊運用が可能 ・援助隊の活動に必要な活動器材や燃料の補給などの後方支援機能を保有し,長期にわたる災害活動に対応可能 【環境対策】 ・トイレや車両洗浄等に使用する1日約15㎥の雑用水は雨水・井戸水を使用 ・放水訓練で使用する約200㎥の訓練用水は,雨水を循環再利用 ・実火災訓練や燃焼実験で発生する煙は,湿式電気集塵機で処理 ・会議用テーブルやベンチ等に京都市地産木材「みやこ杣木」を使用 |
整備施設 | 機能等の概要 | ||
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平常時 | 大規模災害時 | ||
第1次 整備分 | 管理棟・整備棟 [整備内容] 車両点検整備室 空気・酸素充填室等 | 活動支援施設 ・本部救助隊,特別装備隊の配置,運用 ・消防車両の点検整備 ・活動器材の備蓄,補給 | →後方支援拠点 ・援助隊への活動器材,燃料の補給 ・援助隊の車両,器材の緊急修繕 ・本部救助隊,特別装備隊の運用 |
第2次 整備分 | 本館・消防学校 [整備内容] 作戦情報室 理化学実験室 教育・研修施設 等 | 消防学校 ・新規採用職員の研修 (全寮制) ・消防職員の教育研修 ・消防団員の教育研修 ・火災に関する鑑識 等 | →作戦情報室 ・消防指令システムを活用した援助隊の指揮統制 ・消防機関相互の情報連絡 ・援助隊の受付・登録 ・援助隊への情報提供 ・援助隊の待機,宿泊施設 |
救助訓練棟 | ロープ渡過等の救助技術訓練を実施 | →援助隊集結場所 ・援助隊の車両集結場所 (消防車両最大471台分収容可能) ・ヘリコプター緊急離着陸場 ・援助隊の待機・宿泊施設 ・物資の荷捌場 | |
屋内・水上訓練棟 [整備内容] 屋内訓練場 水上訓練場(25mプール) 潜水訓練場(水深10m) 等 | 水上訓練場では,ポンプにより水流を発生させ,河川等の流水域での水難救助訓練を実施。 | ||
総合訓練棟 [整備内容] 実火災訓練室 山岳訓練場 地下街訓練室 洞道訓練場 等 | 3つの階にわたった複数の部屋(8室)で任意に燃焼箇所を設定し,実際に火災を発生させた訓練を実施 | ||
街区訓練場(可動式) | 京町家の構造を再現した建物など,14棟の建物で構成 |
実施予定日 | 平成21年3月15日(日曜日) 午前10時~午前11時30分 |
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主な出席者 | 【来賓者】 ・消防庁長官,京都府知事 ・市会議長,市会副議長,まちづくり消防委員長,まちづくり消防副委員長 ・まちづくり消防委員,南区選出市会議員 ・国会議員,府議会議員 ・他都市消防長,消防関係団体代表,元消防局長 ・南区内関係団体・事業所代表,所在地町内会長,南区自主防災会長,南区自治連合会長 ・工事関係者 ほか 【本市関係者】 ・京都市長,消防局長,理財局長,都市計画局長,上下水道局長,上下水道局次長,南区長,各消防団長 ほか |
次第 | ・開式 ・国歌吹奏 ・式辞(京都市長) ・工事経過報告(消防局長) ・祝辞(消防庁長官,京都府知事,市会議長,地元代表) ・来賓紹介 ・閉式 |
お問い合わせ先
京都市 消防局総務部総務課
電話:075-231-5311
ファックス:075-251-0062