台所からの火災に御注意を!
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2020年4月13日
台所からの火災に御注意を!
台所からの火災が多く発生しています!
天ぷらなべ火災などに代表される、こんろ周りの火災は令和元年(平成31年)は36件発生し、平成30年と比べ17件も増加しています。
また、令和2年も3月末現在で13件発生しており、全火災の22パーセントを占めています。
台所からの火災の多くは、不注意から起こったもので、皆さんの注意で防ぐことができます!
火災事例
・天ぷら油を使用して、調理中にその場を離れてしまい、油が加熱されて発火した。
・こんろの火を付けたままにしたため、周囲の可燃物が加熱され発火した。
・清掃されていないグリル庫内の油脂等が発火した。
対策
調理中はその場を離れない。
調理で油を使っているときに、他の用事でその場を離れるのは危険です。
離れるときは、短時間でも必ず火を消しましょう!
調理中はスマートフォンの使用や電話はやめましょう!
こんろの近くに燃えやすい物を置かない!
こんろの周りに燃えやすい物を置いていると、こんろの火が燃え移ったり、こんろの熱を受けて発火する危険があります!
また、火を付けたまま、こんろ奥の物を取ろうとする行為は、こんろの火が衣服に付いて、やけどを負ったり、更には死亡に
つながる危険もあるので、必ず火を消してから行いましょう!
調理の際には、防炎性能を持つエプロンやかっぽう着、アームカバーなどの使用を検討してください。
火災を予防するために、こんろの周りは日々、整理整頓を心掛けましょう!
防炎製品 普通品
かっぽう着の燃焼比較(同時着火35秒後)
(公益財団法人 日本防炎協会 提供)
こんろは定期的に清掃しましょう!
清掃されていないグリル庫内の油脂等が発火し、火災に至った事例が報告されています!
グリル庫内やこんろ周りの清掃は定期的に行いましょう!
住宅用火災警報器を設置する。
万一の火災による煙や熱を感知し、火災を知らせる住宅用火災警報器を必ず設置しましょう。
鍋の空だきにより発生した煙で住宅用火災警報器が作動したおかげで、火災に至らずに済んだ事例も多く発生しています。
また、住宅用火災警報器の電池の寿命は、おおむね10年です!
作動点検を行ったり、交換時期を確認して、万が一の際に作動するように備えましょう!
天ぷらなべ火災のときは・・・!
発火した天ぷら油に水を掛けると、炎が大きく立ち上がり、とても危険です。
天ぷらなべ火災には、絶対に水を掛けてはいけません!!
天ぷらなべ火災の消火方法
消火器を使用することが、一番安全ですので、消火器を設置しましょう!
また、消火器がない場合の、消火方法として、鍋と同じ大きさの蓋を被せてから、こんろの火を消すことでも消火できます。
※蓋をする時は、普段のようにそのまま上から被せるのは危険です!
やけどをしないように、蓋を盾にするように炎から身を守り、手前から静かに被せてください。
Siセンサーコンロとは!?
Siセンサーコンロとは、熱くなりすぎると、自動で温度を下げたりする『調理油加熱防止装置』や、風などで
火が消えてしまったときに、ガスを自動的に止める『立ち消え安全機能装置』が付いているものです!
現在、販売されているガスこんろには全てSiセンサーが搭載されており、安全性の高い製品といえます。
Siセンサーコンロの詳細にあっては、こちらを御覧ください。
電子レンジで火災??
電子レンジによる火災も発生しています!
・電子レンジで焼き芋を加熱して、時間が掛かると思ったので、その場を離れて焼き芋が燃えて火災になった。
・冷凍食品の容器を移さずに、アルミ製の袋のまま電子レンジで加熱して出火した。
などの事例が報告されています!
加熱のし過ぎや、正しい方法で使用しないと火災が発生しますので、電子レンジは正しく使用しましょう。
お問い合わせ先
京都市 消防局予防部予防課
電話:075-212-6672 ※「消防用設備等に関する相談等」は、消防指導センターにお問い合わせください。 (075-212-6925(第一係)左京・下京担当)(075-212-6926(第二係)北・上京・伏見担当)(075-212-6927(第三係)中京・山科・右京担当)(075-212-6928(第四係)東山・南・西京担当)
ファックス:075-252-2076