伏見区・区民の誇りの木 伏見区のみどり
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2024年7月29日
伏見区のみどり
平成13年度に区制70周年を迎えた伏見区では、記念式典やイベントの開催をはじめとする様々な取組が行なわれています。
伏見区は、醍醐地域から深草、桃山、淀、羽束師地域など、旧伏見市街を中心に多様な地域で構成され、市内で最大の人口を有しています。
淀川水運の要衝として栄えた伏見港
伏見区を流れる鴨川、桂川、宇治川の三川は、淀川となって大阪にいたります。今、観光船として航行している三十石船は、近世には伏見から大坂八軒家まで淀川を行き来していました。
近世以降、ここから淀川を通じて大阪との水運が開け、それを利用して発展しました。明治時代に完成した琵琶湖疏水の最終地も伏見港です。また、酒造業の名声も高く、全国でも有数の生産量を誇っています。
水運に関係する歴史的施設である伏見港や濠川などの疏水沿いにはサクラが植えられ、宇治川派流沿いにはシダレヤナギなどが育っています。これらの樹木は、伏見インクラインや酒蔵など往年の面影を残す歴史的な建造物とよく調和していて、多くの人々に親しまれています。

宇治川派流を往来する三十石船
社寺を彩る巨木
区内には、醍醐寺や藤森神社、羽束師神社などの有名社寺が点在しており、その長い歴史とともに、たくさんの大木が育っています。
伏見区の「区民の誇りの木」には、社寺に育つイチョウやカヤ、クスノキなどが数多く選定されています。とくに羽束師神社では、数本のクスノキの巨木が神社の建物を覆うように育っています。その雄大な姿は多くの人々に感銘を与え、親しまれています。
記念樹に託された想い
伏見板橋小学校のクスノキや伏見南浜小学校のサクラ類等、多くの小学校において、記念に植樹されたクスノキやサクラ類が大きく育ち、学校のシンボルとなっています。このような樹木は寄付で植樹されたものが多く、地域の皆さんの緑や花を大切にする気持ちが人々に安らぎや憩いを与えてくれる豊かな緑を育ててきたのです。

醍醐寺の三宝院に続く参道
お問い合わせ先
京都市 建設局みどり政策推進室
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