ヤングケアラー部会の取組
ページ番号294497
2024年7月19日
ヤングケアラー部会の取組
本市においては、孤独・孤立に起因する様々な社会問題に対して、取組の融合、更なる充実・強化を図るとともに、ヤングケアラー等の新たな社会問題に取り組むため、令和3年4月1日付けで「孤独・孤立対策プロジェクトチーム」を設置し、同年6月にはヤングケアラーの問題を集中的に検討するための部会を設置しました。
本部会では、7月以降に順次、実態調査を実施しており、今後はその結果等を踏まえ、ヤングケアラーに関する社会的認知度の向上や支援体制づくりに取り組んでいくこととしています。
ヤングケアラーについて
法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています。
家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子どもをいいます。
ヤングケアラーに関する実態調査
様々な生活環境が想定されるヤングケアラーの実態については、子ども自身・保護者・関係機関の認識を深めつつ、まずは、本市としてしっかりと実態把握を行うため、当事者となり得る可能性のある本人等にとどまらず、当該世帯の生活状況を把握している支援者(団体)等からも広く調査を行いました。
今後、本実態調査の結果等を踏まえ、ヤングケアラーに関する社会的認知度の向上や支援体制づくりに取り組んでまいります。
ヤングケアラーに関する京都市ユースサービス協会の主な取組
京都市ユースサービス協会では、子ども・若者ケアラーをテーマにした事例検討会や子ども・若者ケアラー当事者のつどい等を開催し、様々な事例を通してケアが子ども・若者の生活や人生設計にどのような影響を及ぼしているのかについて理解を深めながら、今後の支援策を検討しています。
【京都市ユースサービス協会HP】
ヤングケアラーに関する国の主な取組
ヤングケアラーは、支援が必要であっても表面化しにくい構造となっているため、子どもやその保護者に関わる様々な団体等が連携し、アウトリーチによる支援が重要であるという理由から、令和3年3月、ヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育の連携プロジェクトチームが立ち上げられました。
同チームは、同年5月にとりまとめた報告の中で、今後取り組むべき3つの施策(➀早期発見・把握,➁支援策の推進,➂社会的認知度の向上)を示しており、この取組は、今夏に策定された経済財政運営の指針「骨太の方針」にも反映されています。
【厚生労働省HP】
お問い合わせ先
保健福祉局 健康長寿のまち・京都推進室 健康長寿企画課 地域共生推進担当
電話:075-746-7713
ファックス:075-222-3416