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市民の皆様の疑問にお答えします(市庁舎整備について)

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2022年11月7日

京都市の庁舎整備については、整備完了後の執務スペース不足の問題、さらには、本庁舎改修工事(2021(R3)年8月完成)に併せて設置した「お茶を点てられる和室」、「漆塗りエレベーター扉」、そして、ゼスト御池との「地下通路」について、各報道機関において、様々な報道が行われています。

京都市では、市政に対する理解を一層深めていただくため、以下のとおり、考え方を簡潔にまとめました。

様々なご意見に真摯に耳を傾けるのは行政の基本。これからも京都市の未来をしっかりと見据え、市民の皆様とともに市政運営に努めてまいります。

Q.1 現在、民間ビルに分散している執務室が、新庁舎整備完了後も全て収まらない見通しとの報道があるが、京都市の考え方、今後の対応は?

市長記者会見動画(市庁舎整備について)

市長記者会見動画「市庁舎整備」

市民の皆様の疑問にお答えします(市庁舎整備について)
URL:https://youtu.be/7wWZuKBvCHw外部サイトへリンクします


~民間ビルの賃料負担は、近い将来、実質的に解消します~

以下、二つの観点からご説明いたします。

周辺民間ビル賃料の解消の取組

従来の市庁舎は、執務スペースの不足により、本庁部門の執務室が民間ビルに分散。賃料負担の課題がありました(※)。

※4.4億円/年(令和3年度末)

令和6年度末の北庁舎完成後は、当初計画どおりその解消が実現する見込みです。

事務の集約化等による民間ビルの活用、区役所スペースの有効活用

一方、業務効率化のため、各区役所に配置していた税務、医療衛生等をそれぞれ1箇所に集約。区役所等に生まれるスペースに地域の事業所(農林振興センター)等を移転させるなどの改革を実施しています。

税務等の集約した部署の業務対象は市内全域。来庁者数や立地の利便性も考慮し、交通アクセスの良い烏丸御池周辺のテナント4箇所(※)に配置したものです。

※1.7億円/年

なお、地域の事業所等の区役所への再編等による財政効果は現在約0.7億円。さらに税務事務の集約化では、約5億円以上の財政効果を生み出しています。

これからも区役所の更なる活用、統合後の学校跡地やその他の公的施設の活用等も行い、賃料負担の実質的な解消に努めてまいります。

北区役所に配置した農林振興センターの写真

■北区役所に配置した農林振興センター

市庁舎周辺民間ビル賃料の解消の取組

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Q.2 お茶を点てられる和室をつくる必要はあったのか?

~国内外からのお客様への「おもてなし」向上。国際文化観光都市・京都の拠点性強化!~

京都市役所には、国内だけでなく、世界の多くの国・地域(令和元年度:16箇国)からお客様がお越しになります。姉妹都市をはじめ海外からの要人、代表団の皆様をお迎えするに当たり、何よりも重要なのが“おもてなしの心”。そして、「京都が誇る歴史や文化」を肌で感じていただくことが大切です。

この度、整備させていただいた和室は、来賓のおもてなしの場や、隣接する正庁(せいちょう)の間で開催する式典等の控室として活用しています(平均して1開庁日1件の利用※)。

※令和3年度(9月~3月)104件、令和4年度(4月~9月)129件

なお、市庁舎整備に当たっては、ステンドグラスやモニュメント時計を御寄付いただいたほか、篤志家の方からは1億円もの御寄付を頂戴し、正庁の間や和室等をはじめとする京都らしい市庁舎の整備に活用させていただきました。改めて深く感謝申し上げます。


<工事費>

 ・正庁の間 約1億1,600万円

 ・和 室    約3,600万円

 ※本庁舎改修・西庁舎新築工事に係る工事費から面積等により案分した試算額


「正庁の間」の写真

■正庁の間(本庁舎4階)
「関西近代建築の父」・武田五一の監修で1927(S2)年の創建当時の姿を復元した式典会場

和室の写真

■和室(本庁舎4階)
京都ならではの和の空間が感じられるおもてなしの場として、正庁の間に隣接して整備

ステンドグラスの写真

■ステンドグラス(本庁舎1階)
京都の四季折々の行事や風物を表現。ステンドグラス作家として御活躍の佐々木真弓様より御寄付いただきました。

モニュメント時計の写真

■モニュメント時計(本庁舎1階)
京都の伝統産業・匠の技を駆使して、四季折々の行事や風物を表現。国際ソロプチミスト京都-みやこ様より御寄付いただきました。

Q.3 漆塗りエレベーター扉は、無駄遣いでは?

~改革に注力はもちろん、伝統産業を未来に継承していくために。京都が誇る伝統技術と新技術の融合!~

「漆」を金属に装飾する新技術。これは京都の地域企業と京都市産業技術研究所(産技研)が共同開発したものです。

伝統とは革新の連続。京都の伝統産業は守り伝えるだけではなく、気鋭の職人さんによって今も新たな価値が生み出されています。この作品は、産技研の伝統産業技術後継者育成研修 修了生の方が手掛けてくださいました。

こうした京都が誇る強みを、国内外からお越しになる多くのお客様、市民の皆様に肌で感じていただきたい。そして、大切な伝統産業を未来につなぎ、元気にしていきたい。行財政改革に注力するのはもちろんのこと、そんな思いを込めて、本作品を本庁舎1階エレベーター扉に採用しました。

加飾には、使用済小型家電から回収したリサイクル金を活用。環境にも配慮しています。透明感ある漆が施された扉は、まさに「動く蒔絵」。ご来庁の折には、是非ご覧ください。

<工事費> 約500万円


お寄せいただいた声

○伝統的な漆塗りが、金属に装飾できると初めて知った。今後の参考にしたい。

○報道を見て実物を初めて目にしたが、その大きさと完成度の高さに驚いた。もっと積極的にPRして欲しい。

漆塗りエレベーター扉の写真

■漆塗りエレベータ-扉(本庁舎1階)

Q.4 ゼスト御池との地下通路は、必要ないのでは?

~非常時にも市民の皆様のいのちを守る!バリアフリー化で誰もが利用しやすい庁舎に~

近代建築物としての歴史的価値を保存・復元した今回の改修。同時に、「安全」の確保や「バリアフリー化」も重要な課題でした。

災害等の非常時には、避難や救助等を行う複数ルートのひとつに。また、市役所へのアクセスについては、構想段階では80台規模の地下駐車場整備も検討していましたが、人と公共交通優先の「歩くまち・京都」の理念を踏まえ、駐車場の整備は最小限に。こうした趣旨で、ゼスト御池とを結ぶ地下通路を設置し、御池地下駐車場や地下鉄からのアクセスを向上させ、バリアフリー化を図ることとしたものです。


<工事費> 

 約13億円(本庁舎の免震装置を支える地下2階ホール部分を含む)

 ※本庁舎改修・西庁舎新築工事に係る工事費から面積等により案分した試算額


地下通路の写真

■地下通路(本庁舎地下2階)
展示スペースは、コロナワクチン接種会場として活用するほか、京都の伝統産業製品の御紹介など、様々な企画を行っています。

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お問い合わせ先

京都市 行財政局総務部庁舎管理課

電話:075-222-3046

ファックス:075-213-4587

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